東京都の新型コロナ感染者数が12週連続増加…前の週より7%増 解析施設では変異株「KP.3」が次々検出される
東京都では、新型コロナウイルスの感染者数が12週連続で増加しました。
7月22日からの1週間で、都内で把握された新型コロナの感染者数は、定点医療機関あたりで9.13人となり、前の週の8.50人より約7%増加しました。
現在流行している変異株は感染力の高い「KP.3」で、今回、許可を得て変異株を解析する都の施設に取材のカメラが入りました。
バイオハザードのマークがついた部屋に持ち込まれたのは医療機関から届いた検体で、研究員が慎重に作業を進めていました。
コロナが5類に移行されたあとも変異株の調査を続けていて、KP.3の流行をいち早く察知できたということです。
都は、今後も変異株の調査を続ける必要があるとしています。
FNNプライムオンライン
「9月には感染者が2000万人も」免疫を “かわす” 新型コロナ変異株「KP.3」の恐怖を医師が警鐘
《新型コロナ陽性になりました。(略)現在、大阪も全国的にもかなりコロナが流行しています。感染力強いです》
7月26日、自身のXでこう明かした吉村洋文大阪府知事。28日には《症状はほぼ消失し、かなり回復しました》と公務復帰を宣言したが、吉村知事が言うように、コロナの脅威が背後まで迫っているのは事実だろう──。
厚生労働省が7月26日に発表した感染状況(7月15日から7月21日までの1週間)によると、全国平均で13.62人と、11週連続の増加となった。全国でいちばん感染者が多かったのは佐賀県で31.08人。これに宮崎県の29.72人、鹿児島県の27.38人……と、おもに九州の県が並ぶ。東京(8.50人)はまだ低い水準だが、今後、8月中旬から下旬にかけて感染のピークに向かっていくとみられる。
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