オーストラリア国防省は6日、黄海の公海上で中国軍の戦闘機がオーストラリア海軍のヘリコプターに向け照明弾を投下する危険行為をしたと発表した。アルバニージー首相は7日のテレビ番組で「軍としてふさわしくない行動で、受け入れられない」と批判し、中国側に懸念を伝えたことを明らかにした。
中国はオーストラリア側に問題があると反論した。
問題が起きたのは4日。国連の対北朝鮮制裁の履行を多国間で監視していたオーストラリア軍ヘリの至近距離に照明弾が落ちた。ヘリは回避行動を取ることを余儀なくされた。乗組員のけがや機体の損傷はなかった。
昨年11月には日本近海で中国駆逐艦が音波探知機(ソナー)をオーストラリアの軍艦に向け作動させ、潜水員が耳に軽傷を負った。(共同)
産経新聞