[ワシントン 16日 ロイター] - 米軍は16日、イエメンで親イラン武装組織フーシ派の対艦弾道ミサイルに対する新たな攻撃を行った。
ホワイトハウスによると、追加攻撃でフーシ派が発射準備をしていた弾道ミサイルを破壊したという。ロイターは先に、米当局者の話として、米軍がフーシ派の対艦弾道ミサイル4発を攻撃したと報じていた。
米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は事態の拡大は望んでいないとの立場を表明。「フーシ派には選択すべきことがあり、無謀な攻撃をやめるという正しい選択をする時間はまだある」と述べた。
マクロン仏大統領は会見で、フランスは地域の情勢緊迫化を避けるため米主導の攻撃には参加しないことを選択したと説明。紅海で取っている「防衛的」な姿勢を堅持すると述べた。
セキュリティー企業とギリシャの運輸当局関係者によると、ギリシャが所有するマルタ船籍のばら積み貨物船がイエメンのサリーフ港の北西76カイリ地点の紅海を北上中、ミサイル攻撃を受けたという。
Idrees Ali Phil Stewart
17日午前3時半頃、宮崎県都城市郡元町の住宅で、この家に住む10歳代後半の女性が何者かに背中を刺された。刺した人物はそのまま逃走。市消防局によると、女性は搬送時に意識があったという。
宮崎県警都城署が殺人未遂事件として逃げた人物の行方を追っている。発表によると、同3時半過ぎ、女性の父親が「娘が刺された」と110番した。女性は両親、きょうだいとの6人暮らしで、女性のほかにけが人はいないという。
読売新聞
英石油大手シェルが紅海経由の輸送を停止したことが16日、分かった。イスラエルを敵視するイエメンの親イラン武装組織フーシ派が紅海で商船攻撃を繰り返し、米英両軍がフーシ派拠点を破壊するなどして対抗。中東情勢が一段と緊迫化しており、リスクを軽減して船員や船舶の安全を優先させる。
米紙ウォールストリート・ジャーナルが報じた。タンカーが攻撃を受け、石油流出事故に発展すれば環境被害を及ぼす懸念もあった。
シェルのワエル・サワン最高経営責任者(CEO)は世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)が開かれているスイス・ダボスで、同紙が催したイベントに出席し「この問題が長期に及ぶかどうかは見極めなければいけない」と述べた。配送コストは5~10%上昇したという。
同業の英BPも昨年12月、紅海を経由した航行を当面見合わせると明らかにした。
(共同) 産経新聞