(株)藤川建設のブログ

地元の山の木を使った家づくり

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天然仕様の伝統構法の家 蓮潟T邸

2017年04月02日 | 蓮潟T2邸

1年がかりで、ようやく完成したT邸です。
新潟県産杉+伝統構法+天然仕様のこだわりぬいた家となりました。



新潟県産材をふんだんに使った無垢仕様の家。さらに天然素材を「素材工房」から導入しています。
断熱材にはウールブレス(羊毛断熱材)を採用し、壁紙には和紙クロス、布クロスを使用。床材は新潟県産杉のフロアー、建具も県産杉。
さらに木組みの伝統構法というフルスペックです。


居間上部から望む


居間の天井は吹き抜けになっています


ペレットストーブにより暖をとります


カウンターも県産杉の無垢仕様



洗面化粧台も県産杉仕様のフルオーダー


階段板も県産杉の無垢板仕様
手摺も杉製です(くりこま製材)



外観
屋根鼻をおもいっきり伸ばしたシンプルな形状です。




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台持ち(だいもち)継ぎ と 金輪(かなわ)継ぎ

2016年09月17日 | 蓮潟T2邸
伝統構法の横架材の「継ぎ方」の説明です


基本的に
「金輪継ぎ」・・・「桁」を継ぐ
「台持ち継ぎ」・・「梁」を継ぐ
と分けています。

力の一番かかる要の「梁」。それを繋ぐ「桁」を明確に分けておきます。


〇台持ち継ぎ

梁と梁を継ぐ方法で、柱の直上で繋ぎ、大栓を打ち込んで固定します。





丸梁を継ぐ場合の台持ち継ぎ



〇金輪継ぎ

桁と桁を継ぐ方法で、柱から30センチ程度離れた力の比較的かからない部分で用い、クサビを上から打ち込んで固定します。
柱の「根継ぎ」にも使われます。



母屋などの比較的「背」の低い材料は金輪継ぎにします


金輪を継いで、クサビを打ち込むと一体になります


8mに繋いだ長い材料をクレーンで一発で吊り上げられます
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建て方開始

2016年08月29日 | 蓮潟T2邸
建て方の前の安全祈願のお神酒です
塩、米、水、お酒を土台の四方に撒いてから建て方を始めます


蓮潟の新築工事の建て方が始まりました。
伝統構法による木組みの家です。



1階居間の中心に位置する丸柱です
まるで「御柱」のようです


渡りアゴを中心とした構造です


1階部分はまとまりました


台風が気になりますが、明日には通過していって欲しいところです。

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伝統構法 刻み中  ~100年後のペルソナ

2016年06月19日 | 蓮潟T2邸
複雑な長ホゾ差しの仕口


現在、工場にて蓮潟T-2邸の木材加工が行われています。
本格的な伝統構法の「木組み」による住宅。

100年後の古民家です。

先日、「トキっこクラブ」の営業の方が来社して、各種イベントやマーケティングのお話をしてくださったのですが、住宅他社の動向として「架空のペルソナ」を設定して、その人に向けての広報、営業展開を画策していくという手法が取られているそうです。

例えば、30代の夫婦で6歳、4歳の二人の子供が居て・・

という風に具体的な家族像を「ペルソナ」として設定していき、その家族向けに告知、チラシ、設定提案を行う。それが上手くいっている企業が、事業成績が良いとのこと・・「何を売る」のかのコンセプトも重要だとか・・

それでは、当社の場合はどうなのかと訊ねた訳です。
商品として、「地元県産材を使った伝統構法の家」なわけですが、この需要はものすごく少ない。

そして、対象のペルソナとしては、年齢も家族構成もまちまちです。
御年輩の方も居られれば、若い方も居る。
強いて言えば「環境に興味があり、積極的に社会貢献をしたい人」という、極稀な人達を追っている。

それには、営業さんも困っていた・・
売りたい商品の定義自体が問題なのかも知れません。

「社会から見放されているモノを売る」

というコンセプトは、現在のマーケティングには乗ってこないのです。社会的な観点から見て、「価値観」はあるのですが、具体的な商品としては「売れないモノが商品」。それを売る会社は、倒産の方向へいってしまうのは目に見えている。
そんな感じがただよって、営業さんも今後のイベント案内に切り替えていきました。


ただ、営業の方が帰られた後で考えてみたのです。

ウチの会社を尋ねるお客さんは、確かに稀な存在ではありますが、「地元県産材を使って伝統の技を使った長寿命の家」を望んでいるわけで、その年齢にはばらつきがあります。若い方も年配の方も居られます。

そして、私の作っている家は100年後に古民家として残る家です。
うすっぺらい金物なんて100年ももたないし、1回大地震が来れば緩んでしまう。コンクリートだってボロボロになる。地盤改良だってわからない。
でも現存している200年、300年の古民家は、ちゃんと建ってるワケで、それを継承している私の家は確実に100年後も建ってるのです。
住宅ローンが終わって生活形態が変化すれば解体するような消耗品の住宅ではなく、孫の代も使える伝統構法。

お客さんの年齢も家族構成も設定できないのですが、ひょっとしたら、
100年後に暮らしている人の為に作っているのではないか・・・・

「100年後のペルソナ」

です。
今は姿も形も無い100年後の人達が暮らしている家。
その人達への設計提案であり、構造の提案でもある。

住宅だけではありません。環境的にどうなのか・・
現代社会の石油製品は、その時にあるのか・・食生活はどうなっているのか・・
山の木はどうなっているのか・・

そういう問いに対する答え探しを具体的に実践し、形にしてきたのだと思うと、まぁ、確かなモノ作りをしてきたのだなぁ・・と思ったワケです。














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