廊下の広いことよりも、まずゼイタクと言えば、「バリアフリー住宅であること」をいうべきかも知れない。 定年退職を機に「老後をなんとか気持ちよく快適に過ごせる場所を」、ということで新しく家を建てたが、私が股関節症ということもあって、「早晩車椅子になるかもしれない」と、(そんなことはたぶんないゾーと内心思いながらも) 当然のようにバリアフリーを念頭においた。 (足が悪くなくても、バリアフリーなのはいいことですよね? そう思いますよ。) たまたま県内に住む甥(家業・建設業)が、父親の病気をきっかけに福祉住環境に関わっているというので、設計施工をお願いした。 |
1 段差を作らない ![]() 部屋への入り口部分も敷居がなく、戸は鴨居にレール(?のようなもの)で吊られている。 おかげで車椅子ならぬ「コロつき椅子」に座ったままゴロゴロと移動が出来、先日、足を痛めて立てなかったときに大変助かった! 2 車椅子対応の広さと高さ(スイッチなど) 廊下、トイレ、浴室も車椅子が回転できる広さにした。 トイレも廊下の材料を延長してそのまま敷き詰めてある。 ![]() 3 手すりをつける 玄関、階段、トイレ、浴室、和室への上がり口に手すりが付いている。 ![]() 段差のない中で、唯一和室だけを腰かけられる高さにしているので、 (これも大正解!だった。) 一部に2段の上がり口を付け、手すりもつけた。 ![]() 4 駐車位置からスロープ 本当に車椅子で通ることになるのかなあ、と思いながら勝手口までスロープにしてもらった。 今でも私の出入り口になってる。 (キャー、ウチの写真が載ってる!) 土壁の住まい「二人の家」(鳥居建三“エコ・カフェ♪”) |
老年者、障害者に対する考え方は、便利にして楽に生活できるようにする考えと、なるべく不便にして生活することで体を鍛えるほうがいいという考え、と二通りあるらしいけど、私は、体を鍛えるためにわざわざ2階を居間にして、階段をあがるなんてことはしたくないなあ。 ゼイタクということで書いたけど、ここに書いたようなことが果たして、老年者、障害者にとって、ゼイタクなことなのかどうか、、、、? ひょっとしてもう、ジョウシキということになってる、、、? |
20年前、新築する時に段差のない家と手すりのある家を念頭においていたけど、建築会社の方がその考えが無くて、微妙なところですれ違い悔しい思いをしました。
もう、改築、新築はないけど立て直すならこうしようとか夢はあります。
ところで、じっくり見せて頂こうと思うと、写真が変ってしまうよ。
じっくり見たいと思ってくださってありがとうございます。
ナンか自分のうちの写真って載せるの照れはずかしいですね。
どうしょうかと思いながらあんな形にしたのですが、、、
(じゃ、最初から載せなきゃいい)って話になりますね。エヘヘ
これでじっくり見れます。 いいなぁ!広い廊下と段差のないフロア。
木材が多く使われてるから、化学物質もなしですね。土壁も嬉しい。細かく切ったふすまが泥土に練りこまれて壁に貼り付けるの面白いのよね。涼しいし。しっくいは古くなると特有の臭みが出て来るからきらいだけど。壁土の方を使った?
私も段差なしで車椅子を想定していたんだけど、業者がわざわざ仕切り戸に敷居つけて得意げに、「こうしました、僕が考えました。」って言われた時、お口あんぐりだったわ。
そのままだけど。戸まで特注してくれたのでいやって言えなくて。
その点、ウチは福祉住宅を勉強してる人だったんで、逆にどんどん助言を受けて、ほんとによかったです。