人死が出る芸術、演劇

お久しぶりです。研究員Mでございます。

さて皆様既にご承知のこととは思いますが、先日東京の帝国劇場で、800kgもあるLEDパネルが2枚も倒れてきて6人負傷という事故が起こりました。時事通信から引用します。(演目と出演者は引用から省いてあります)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150319-00000116-jij-soci

19日午後4時ごろ、東京都千代田区丸の内の帝国劇場の舞台で・・・セットの発光ダイオード（LED）のパネルが倒れる事故があった。警視庁丸の内署などによると、20～40代の出演者5人とスタッフ1人の男性計6人が負傷した。うち出演者の2人が足首などを骨折した。・・・公演を主催する東宝によると、・・・ミュージカル・・・を上演中で、終了直前に事故があったという。事故を目撃した観客の女性は「舞台で十数人のダンサーが踊っていたところ、突然セットが音もなくゆっくり倒れ、演出かと思った」と話した。
　丸の内署などによると、舞台にはLEDパネル（縦7メートル、横3メートル）が6枚あり、うち2枚が倒れた。パネル1枚の重さは800キロあるという。

全くあってはならない事故でしたが、本当に不幸中の幸いとして

・死人が出なかった
・観客に被害が及ばなかった

という結果になりました。記事を読んでください。死人が出ても全くおかしくない状況ですし、少し小さい舞台、あるいは、パネルが舞台の前に出てきていたら観客に被害が及ぶこともあったでしょう。

商業演劇で、大人気の俳優が主演ですから当然お客様も遠くからいらっしゃるわけですが、この公演は中断、当日夜が休演となり、もちろんその回のお客様は公演を見ることができませんでした。
また、翌日夜からはLEDパネルを撤去して再開したそうです。再開とはいいながら、お客様に意図したものをお見せできない状態です。3月末までの公演ですから、残り16公演が意図したものと異なる演出になるわけです。

カンパニーのブログで自論を書くのも恐縮ですが、演劇は人死が出るという点で特殊な芸術です。
人死が出てしまえば当然取り返しの付かないことになりますし、そうでなくても、このようにお客様の期待を裏切る結果となります。

「安全第一」という言葉の意味を、もう一度考えたいと思います。

追記
出演者が大変な著名人ですから、子供劇団みたいな安全への意識を浸透することが難しいところにも、そのネームバリューを用いて何がしかの成果が出るかも、と知人が言っておりました。起こってしまった事故ですが幸いに死人が出ませんでしたので、これはもう、みんなで教材にしていくしかないでしょう。

3月10日稽古

どーも、3月に入って雪降るとはと、驚きの研究員ちーぼです
昨日は、寒くてストーブを囲むように、みんな座っておりました。
今は、次公演へ向けての台本を探しております。
読み合わせとかDVDを見るのも、勉強になります！
人数が少ない時は寒かったですが、順番に人が集まると暖かくなりました。不思議です。
久々に、人狼もしました！楽しかったです。すぐ追放されたり、殺されたりしますが、それも、楽しかったりします(^-^)
いろんな人の一面がみれてたのしいですよ！オススメです
皆様、久々の雪にもまけず、体大事になさってくださいませ