
チープトイも、買わなくなって久しくなってきました。
観光地や高速SAなど、限られた場所で一期一会的に買うのがチープトイで、いざ欲しくて探そうとするとなかなか見つからない。
そんな宝探し的な魅力がチープトイにはあるのですが、今やその「宝探し」が体力的にも精神的にもキツイ歳になってきました。
しかし今回、近所の100均でチープトイロボットが手に入ると聞き、ほかの買い物ついでに購入してみました。

それがこちら。
ポニーの「ビークルコンバインV」
パッケージに大きく書かれた変形合体の文字がギミックをアピールしています。
五機の建設用車両が合体し、ロボットになります。
商品はそれぞれ別売りなので、5機で550円!これぞチープトイ!

発売されているのはオシャレ系100円ショップのセリア。
パッケージの裏面は、組み立て説明書になっています。
ご覧のように組み立て自体も簡単で、1機を組み上げるのに10分程度で完成します。

発売元のポニーという会社は、主に100均のキッチン道具や玩具を製造しているメーカー。
この商品、てっきり大陸系玩具のコピー品だと思ったら、ポニーのオリジナルなんですね!
ただ、残念ながら材質がポリプロピレンなので、大掛かりな改造や塗装はあきらめなければいけません・・・

こちらが完成した建築ビークル5機。
黄色と黒のツートーン成形色に、若干のシールで完成します。
シンプルながらもしっかりと各車両の特徴をまとめています。

1.ブルドーザー
バケット部分はアーム根元から上下に可動します。
クローラーはダミーですが、コロガシ走行可能な車輪がついています。
ボンネットの上に1のマーキングシール、クローラーの部分に「CONV」のシールが貼られます。

2.ショベルカー
こちらのバケットアームは付け根、中間部、先端部の三か所で可動します。
エンジンブロックが中空になっているのが残念ですが、ここは変形ギミックにも絡むところなので仕方がないのかも知れませんね・・・
ドア部分に2のマーキングシールが貼られるほか、運転席の窓部分もシールで再現されています。

3.クレーン車
アームの部分が伸縮するギミックがあります。
後部クレーン部分にも操縦席があるのですが、残念ながらクレーン基部の旋回はしません。
フロントウインドウ下に3のマーキングシール、アーム側面に「CONV」のシールが貼られます。

4.ダンプトラック
荷台バケットはリフトアップさせることができます。
ギミックがシンプルなだけにキッチリと纒っています。
4のマーキングシールと、後輪上部分に「CONV」シールが貼られます。

5.ミキサー車
ダンプトラックと似ていますが、フロントグリルや細部のディティールに違いがあります。
ギミック自体はミキサー部分の回転というシンプルな機構です。
こちらは5のマーキングシールが後輪上部分にあります。
・・・なんで貼る位置を統一しないんだろう・・・?

各車両を変形させて合体準備!
ブルドーザーは胴体と頭部、ショベルカーが右腕、クレーン車はクレーンアームを取り外し左腕に。
ダンプトラックは右足、ミキサー車は左足になります。

それぞれを合体させ、ビークルコンバインVの完成!
・・・いや、ロボット名なのかどうかは不明なんですが。
変形自体は一部のパーツが差し替えですが、余剰無しの合体です。

胸のエンブレムはシール表現。
本来、頭部は黄色い成形色一色なのですが、あまりに寂しいのでマッキーゴールドとガンダムマーカーのメッキシルバーでちょっとだけ塗っています。
大陸系チープトイだとアゴ付きガンダム系フェイスが多いのですが、こちらはマスク付きコンボイ系フェイスですね。

全体的に可動はほとんどありません。
むしろ、合体後にバラバラになったりしないように、各部にロック機構としてのフックが付いています。
頭部もかっちりロックされますし、大型ロボでヘタりやすい膝部分もロックされるようになっています。
変形時に取り外したクレーンアームは、先端部分が拳パーツに差し込めるようになっており、手持ち武器になります。
左腕のクレーン基部も、ビークル状態ではピンで固定される設計ですが、変形後は回転させる事ができます。
これをシールドに見立てることで、武器盾持ち状態にすることが出来るようになっています。

しかしこの手持ち武器、打撃武器というにはあまりに雑・・・
この形なら、銃器に見立てたほうがカッコいいと思うんですよね。
残念ながら銃として持たせることはできないので、写真は完全に拳の上に乗せているだけです。

ほとんど動かない、とは書きましたが、膝部分の固定フックを外すと割とポージングは色々取れます。
やっぱり重機系ロボだと近接戦をさせたくなりますね。
特に右肩のショベルアームが良く動くので、近接武器に見立てやすいですね。
ポリプロピレン樹脂のモデルは、懐かしのビックワンガムを彷彿させる触感です。
ランナーやパーツの抜きの甘さや、成形のダレも気になる部分はありますが、まあ100均商品と考えれば十分ではないでしょうか。
そもそもチープトイに完成度を求めるのはお門違いですしね。
今はダイソーの重武装合体ロボが話題になっていますが、まだ在庫数も少なくあまり流通していない様子。
そのうち潤沢に流通するようになったら手に入れたいですね!
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