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フィギュア、トイ、サブカルチャー
面白いと思った物をいろいろと取り上げています。

ファイアーブラスター(火吹き棒)のススメ

2018-03-15 14:35:58 | 焚火 アウトドア




キャンプでやる焚火であろうと、BBQでの炭火であろうと、火を扱う事というのは人それぞれスタイルがあり、使う道具もバラバラです。

自分の焚火スタイルにおいて欠かせない「三種の神器」とも言える道具があります。

皮手袋、火箸、そして火吹き棒です。



今回はその「火吹き棒-ファイアーブラスター-」について紹介したいと思います。







最初に自作して使い始めたのは、このような昔ながらの竹を使ったモノ。

炭でBBQをする時、着火はなかなか難しい物ですが、この火吹き棒で酸素を送り込んでやることで比較的着火がスムーズになります。

焚火で最も活用するのは、薪の継ぎ足しをする時。

後から入れた薪はそれ自体が燃焼するまで、モクモクと煙を出すことがありますが、ピンポイントで着火位置に酸素を送り込むことで、これもスムーズに燃焼へと移行できます。






材料は、近所の竹林から拾ってきた枯れ竹。

好みの長さでカットして、鉄の棒を突っ込んで途中の節を抜きます。

火口側の節に、キリやドライバーで極小の穴を開けて完成です。

用途に応じて長さや穴の大きさを変えて、複数作りました。


最初は結構バカにしてたんですが、他の工作で使った竹が余ったので試しに使ってみると・・・

いや、これは便利!

炭おこしも楽だし、焚火でも大活躍!


作るのも簡単だし、もう手放せない! ・・・と、活用してたんですが・・・


長さのある物なので、結構かさばるんですよねぇ。

短いと、火との距離が短くなるわけですから、息を吹く際に顔が熱くなっちゃうんですよ。

なんで、使いやすい長さとなると40センチ前後になっちゃうんですよね。





市販の物では、金属製で伸縮機能もあり、使わない時にはコンパクトに収納できるファイアーブラスターが沢山あります。


・・・しかし、意外とお値段はそれなり。



だったら自作すればいい!








という訳で、自分で作ってみました。

材料その一、100均にある自撮り棒。

ダイソーは大きめの物が300円でしたが、こちらの物はセリア・シルクなどで100円で売られています。

まず、本体の先っちょのスマホホルダー部分を外します。

力任せでも良いですが、金属部分とのつなぎ目の所をライターで少し炙ると取れやすいです。








本体の金属棒は中空で伸縮するので、工作が面倒な方はこのままでも使えます!

しかし、無加工では空気の噴出量が大きすぎますし、なにより全体を縮めてしまうと、次に伸ばす際に先をつまむのがすごく大変です。








そこで、もう一つの材料、ペンシルキャップです。

これも同じく100均で購入。

材質は、アルミの物と真鍮の物を確認しています。

どちらのタイプも使ってみましたが、使い心地に差はないです。

ただ、アルミニウムは融点が600度くらいなので、真鍮の方が良いかもしれません。






ペンシルキャップの先にドリルで穴を開け、自撮り棒の先端にねじ込みます。

さらにドリルで横穴をあけ、針金で固定します。







針金を巻きつけることで、縮んだ状態から伸ばす際のツマミとなります。







最後に針金を数回巻きつけて完成。

この時、ペンシルキャップと自撮り棒パイプに大きなスキマがある場合は、自撮り棒パイプの先端に切れ込みを入れて針金をきつく縛ると隙間が多少改善されます。







グリップのお尻部分を切り飛ばし、吹き口にしています。

縮んだときは20センチ弱、全体を伸ばすと75センチ近くまで長くなります!

伸縮機能があるので、節ごとのパイプ同士に若干隙間があるので、吹く息の効率は竹タイプに劣りますが、コンパクトに収納できるし、使い勝手も悪くありません。

また、全体が金属製なので、簡単な火かき棒代わりに薪をつついたりできます。











さらに、セリアで見つけたより短いタイプの自撮り棒でも作ってみました。






最初のタイプと比べると、収納時は半分近くまで短くなります。

ただし、伸ばした時は45センチくらいなので、大きな火に向かって使う時には顔を火傷しないように気をつけなければいけません。





このタイプはリモコン操作のボタンと配線があるので、それを除去しなければいけません。

これがなかなか外し難くて、結局グリップのウレタンを切って外しました。







切り外してしまったグリップの代わりに、ワインのコルクで持ち手を付けます。

自撮り棒のパイプをコルクに押し付け、ゆっくり力を込めながら廻していくことで、このようにキレイにくり抜くことが出来ます。





先端部分の加工は、最初のファイアーブラスターと同じです。

よりコンパクトなファイアーブラスターが完成しました。

ソロキャンプやブッシュクラフトなどの軽量装備向けですね。






使う際のコツとして、しばらく使用すると、パイプ内を通る呼気に含まれる水分が結露してくるので、たまに洗って干してあげると良いです。

市販のメーカー品ではそのような現象が起きるのか不明ですが。

材料費は200円程度ですし、加工も15分もあれば終わる簡単な構造ですが、威力は絶大。

焚火ライフには欠かせない道具となりました。

これを使っていると、まるで自分が自在に火を操れるような気持になってくるんです。

わずかに焚火台の底に残った、赤々とした熾き火に、細い焚き付けを乗せファイアーブラスターでプーッと長く息を吐き空気を送る。

すると、熾き火に面した所からチロチロと炎が上がり、焚き付けが燃え始める。


こんな体験をすると、もうファイアーブラスターが手放せなくなりすよ!



【1分解説】100均の虫取りあみからファイアブラスターを作る

























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スキレット 鋳鉄鍋のススメ

2018-01-08 11:02:32 | 焚火 アウトドア







アウトドアといっても、キャンプよりもBBQが好きな珍しい部類の自分ですが・・・





BBQの時に手放せない調理器具が「スキレット」。

世界的にはロッジ社の物が有名ですが、国内では数年前に「ニトスキブーム」が起きて、写真映えするという理由から認知度が急上昇しました。

しかし、もともとカウボーイ文化から生まれた調理器具である事、焚火料理に向いた性質である事、そしてとにかく肉を美味しく焼けると言う訳で自分も購入しました。

写真の右側の物はニトリの19センチサイズ。

人気があるのはこれより小振りな15センチサイズの様ですが、実物を見たらステーキを焼くのにも苦労しそうなサイズだったのでこちらを購入。


左側のは、出かけ先の雑貨店で衝動買いしたノンブランド物。

見た人からは「タコ焼き機?」とよく言われます。

実際に使われているのも、タコ焼きかアヒージョが殆どの様子。

本来はエイブルスキーヴァという北欧パンケーキを焼く為の形状なんです。


どちらも一つ千円もしない安価な物です。








そして、後から買い足したのがこちら。

フチが浅めで底面に凹凸があります。

グリルパンと呼ばれる種類で、お肉を焼いた際に余分な油を下に流しだす構造になっています。

こちらはイオンのトップバリュオリジナル商品。

残念ながら2018年1月現在では廃番品の様ですが、店頭在庫はたまに見かけたりします。









グリルパンのサイズは18センチで、ニトスキとほぼ変わりません。

そして、スキレット料理で重要なのはリッドと表現される「蓋」!

写真奥に映っていますが、スキレット本体と同じく鋳鉄で出来た重い蓋が重要なんです。









グリルパン購入時に一緒に買った、18センチサイズのリッドですが、御覧のようにニトスキにも問題なく使えます。

ただし、スキレット本体横の油切りなどに使うくちばし状の出っ張り部分までは蓋されないので、使用には注意が必要です。






自分が使っているのは、これまたトップバリュブランドの物。

これ以外ではイシガキ産業の物をよく見かけます。

どちらも構造はほぼ同じですし、燻製作りなどにも使える金網がセットで入っています。


・・・欠点はスキレット本体より高額な事ですかね。










リッドがあれば、蒸し焼きはもちろんのこと、このように蓋の上に炭を乗せ天火での加熱調理が可能になります。

家庭内での利用の場合、スキレットごとオーブンに入れて調理する事もありますが、蓋をすることでさらに一段階熱を柔らかく加えることが出来るようになります。

ただし、ダッチオーブンなどと違い、上に炭を乗せることを前提とした造りにはなっていないので、上手くバランスを取らないと炭火がころころと転げ落ちます。

足などに落として火傷しないよう注意して下さい。







こちらはグリルパンで鳥モモ肉を焼き、ニトスキでリッドを使い野菜を蒸し焼きにした物です。

写真では野菜にまだ火が入りきっていない状態ですね。






エイブルスキーヴァ用のスキレットではちびソーセージを使い、一口サイズのアメリカンドックを焼いています。

ユニフレームのファイアグリルなら、このサイズのスキレットは三つくらい乗りますね。









以前に紹介した自作のウッドガスストーブでも、もちろんスキレットは使えます。






牛肩ロースのステーキ。

グリルパンの波目を上手く使うと、このように焼き目がキレイについておいしそうに見えます。








もちろん、底が平面の普通のスキレットでも、ステーキを美味しく仕上げることが可能です。

自分のやり方では

1.お肉は常温に戻し、多めの岩塩と胡椒をまぶす。
2.スキレットはカラ焼きで十分に温める。
3.お肉を買う際に牛脂を忘れずに貰い、ステーキを焼く際にはたっぷりの牛脂を使う。

という風にしています。








また、スキレットとリッドがあれば、ちょっとしたオツマミも一段上の味わいにすることが出来ます。

こちらは冷凍品ではない生の枝豆。

通常は茹でて食べますが、ざっと洗った状態でそのままスキレットに放り込みます。






蓋をして炭火で蒸し焼きにします。

枝豆のサヤに生えているうぶ毛は、事前の水洗い時についた水分が程良く蒸し上げに効くのでそのままにしています。








ときどき蓋を取り、様子を見て蒸し焼きにします。

サヤは焦げ易いので、あまり強い火力ではやらない方が良いですね。

こうして出来上がった枝豆は、茹でて食べるより味が濃厚で、香ばしさもプラスされた絶品料理に仕上がります。












アウトドアでの料理なら、ダッチオーブンをオススメする人も多いと思いますが、より気軽でお試しで使えるのがスキレット。

買った最初のシーズニングと呼ばれる慣らし焼きや使用後のメンテナンスなど、面倒に感じることも多いです。

しかし、実際に使って焼いた料理を頂くとその欠点を補って有り余るメリットを感じると思います。


まあ、ぶっちゃけ安い調理器具ですし、手入れなんてテキトーです。

サビさせなきゃ良いだけ、と思って使っています。


これからスキレットにチャレンジしようと思っている方、ぜひ蓋も一緒に買うことをオススメします!


































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100均 ウッドガスストーブ 自作 その3 ~実践編~

2017-09-13 10:57:53 | 焚火 アウトドア









前々回の記事「~製作編~」
前回の記事「~完成編~」





さてさて、やっと完成した(と言っても実際は2時間もあれば完成しますが)ウッドガスストーブですが、いよいよ実際に火を入れてみます。













まずは燃料。

薪は当然そのままでは大きくて使えないので、細かく焚き付けサイズ以下に割っていきます。

自分の場合、このような小さな薪割にはナイフを使い、薪割りの要領でナイフの背にゴムハンマーを叩きつけて割っています。










ウッドガスストーブ本体に細かく割った薪を詰め、上には焚き付けとして小枝を載せていきます。

今回は火付きが良い竹の小枝を載せました。









ライターで火を付けると、本体の下側に空いた穴から空気を取り入れ、どんどん燃えていきます。








しばらくすると、燃焼で温められた空気が、外缶と内缶の隙間を通って、内缶上部に開けられた穴から燃焼室に噴出して行きます。

燃焼室で燃やされた薪から出る可燃性ガス(いわゆる煙や煤)に熱い空気が吹き付けられることで、二次燃焼を起こします。

写真では分かりにくいですが、内缶上部の穴の部分から炎が噴き出しています。


つまり、通常の燃焼物質が燃える一次燃焼に加え、発生したガスを二次燃焼させることで効率よく焚火を行うことが出来るのがウッドガスストーブの特徴です。









ぼーっと炎を見て楽しむのも良いですが、せっかくなので湯沸かしを。

燃料が少し熾火状態になってから、補助ゴトクを使ってステンレスマグでお湯を沸かしてみました。

途中、風が強かったので風よけを設けましたが、それでも数分で沸騰させることが出来ました。










こちらはヒーターユニットを使っている状態。

・・・効果は思ったほど暖かくなりませんでした。


この後もいろいろと実験と試作を繰り返して判明したのですが、中のコイルに蓄熱させる=燃焼の熱がコイルに奪われる=燃焼温度が低下する、という状態になる訳です。

すると、せっかく高温状態を作って二次燃焼させたガスが、コイルに当たって冷めて火が消えてしまうんですね。

当然、煤を含んだ煙に戻るので、ヒーターユニットを置くと黒い煙がわらわらと立ち上ってしまいます。

また、薪の燃焼温度自体、そこまで高くないので、ステンレスやスチールが真っ赤になるには非常に時間がかかります。

薪はおよそ250度くらいから燃焼が始まり、二次燃焼を起こしたピークでも600度くらいです。

炭火なら1000度くらい、アウトドアでよく使われるガスで1700度くらいです。

ガスのシングルバーナーとかなら、ヒーターユニットも効果があるかもしれませんが、薪、木材の燃焼なら炎を大きくして暖を取ったほうが効率が良いんです・・・


また、ウッドガスストーブは燃焼効率が良いので、投入した木材が燃え尽きるのも早いです。

長時間の焚火を楽しむには、次々と燃料を投入していく必要があります。

ヒーターユニットを載せた状態で「・・・あー、なんとなくヒーターユニットから放熱されてるわ」と感じるようになるには小一時間くらい燃やし続ける必要がありました。

実験したのは冬だったので、もちろん外気温が高い時にやればまた効果は違ったかもしれません。








写真は完全に投入した薪が熾火になった状態。

このまま放置して自然に火が消えるのを待ちます。

最終的には灰も殆ど残りません。

もともとの燃料の量も少ないですし、何より効率よく燃焼するので、燃え残りがすごく少ないんです。



いろいろと失敗した部分や不満点もありますが、完成したストーブには大満足です。

・燃焼効率が良く燃え尽きるのが早い=ちょっとした時間にもパッと焚火を楽しみサッと片づけられる。

・二次燃焼で煙も少ない=近所への迷惑も掛からない。

・小さな本体で持ち運びも便利=自宅の小さなスペースでも焚火を堪能できる!

と、当初の自分の悩みを一発解決する素晴らしい燃焼器具となりました。


休日の朝にさっとコーヒーを沸かしたり、スキレットでステーキを焼いたり、と調理にも活躍しています。


検索すればもっと詳しく丁寧な作り方も出てきますので、興味ある方はぜひチャレンジしてみて下さい。

特に普通のアウトドアでは物足りないサバイバル志向、ブッシュクラフト志向の方にはお勧めです!!






































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100均 ウッドガスストーブ 自作 その2 ~完成編~

2017-09-12 14:09:28 | 焚火 アウトドア



※前回の記事「~製作編~」


完成した自作ウッドガスストーブですが、そのままでも十分に使えるのですがいろいろとソロキャンプに使えそうな機能を入れてみました。








実は内缶の中にはこのようにステンレスマグカップが入っています。

さらにその中にはヒーターユニット、補助ゴトクが突っ込んであります。








入れてあるマグカップは、これまたダイソーで売っている300mlサイズのアウトドア用の物。

取っ手部分が折りたたみ出来るので、収納がコンパクトにまとまるのが特徴です。

折りたたんだ状態がちょうど内缶の内径サイズにフィットするんですよ。


そして右側に写っているのがステンレス製シンク排水溝ゴミ受け。

こちらも同じくダイソーで購入。














このゴミ受けの中に、0.9ミリスチール針金をコイル状に巻いたものを入れます。

入れた後はコイルが飛び出さないよう、ゴミ受けのパンチングを利用して針金で固定します。

これはアウトドアで良く使われるシングルバーナー用のヒーターを参考にして作ったものです。

焚火は発した熱の大半が真上に上昇気流として流れてしまうため、暖房としては優れているとは言えません。

そこで、焚火で発生した熱をこのヒーターに溜め込んで、遠赤外線効果で体を温めるために作りました。

・・・まあ、効果はイマイチだったんですけどね。








最初の写真でヒーターユニットから飛び出していたV字の金具、この写真の右側に写っているのが補助ゴトク。

これはかき揚げリングの不要になった取っ手部分を折り曲げて作っています。










前回の記事でも示した通り、本体である外缶から内缶を抜き取り、二つの隙間の部分に風防ゴトク(かき揚げリング)を収納しています。








こちらが自作ウッドガスストーブの全貌です。

上部左から、ストーブ本体となる外缶のオイルポット、同じく内缶となる貯金箱、その隣のオイルポット上蓋は三脚を兼ねています。

下部左から、風防とゴトク兼用のかき揚げリング、無加工の300mlステンレスマグカップ、排水ゴミ受けを改造したヒーターユニット。

手前側に写っているのが補助ゴトクです。


これだけのフルセットで、材料費は840円!

細かい材料やちょっとした工具を合わせても1000円を切ります!!


しかもこの写真に写っているすべての道具をスタッキングする事が可能!

およそ直径100mm×高さ135mmの外缶に全て収まります!















完成したウッドガスストーブは、このように鋳鉄製の重いスキレットを載せても大丈夫。

結構しっかりした作りになっています。

大型の鍋やフライパンはこの状態で使います。








では、直径100mmより小さいソロ用クッカーを使うときは?


大丈夫!

通常のゴトクであるかき揚げリングの上に、補助ゴトクを載せます。








V字型になっているので、小さな器具もこのように乗せることが出来ます。

ステンレスマグカップはそのまま直火に掛けられるので、写真のような状態でお湯を沸かしたりする事ができます。

インスタントラーメンには水量が足りませんが、コーヒーやお茶を飲むには十分な量が沸かせます。










こちらはヒーターユニットを載せたところ。

さて、実際は効果が出るんでしょうか・・・?






実際の燃焼している写真は・・・




また次回へと引っ張ります!









































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100均 ウッドガスストーブ 自作 その1 ~製作編~

2017-09-11 06:26:04 | 焚火 アウトドア









先日の記事で紹介したユニフレームのファイアグリル。

すごく使い勝手も良くて気に入っているんですが・・・


まあ、使う機会は限られる訳ですよ。

普通の一般家庭では自宅スペースで炭火BBQは出来ても、焚火ってのはなかなか・・・


そんなに何度もキャンプ場や焚火できる公園まで行けないし、どうにか自宅の僅かなスペースでも焚火を気軽に楽しみたい。

もちろん、煙で近隣に迷惑がかかることも避けたい。



そんなモヤモヤを抱えてアレコレ調べてみると、最近は小型の焚火台も流行っているようで・・・

で、数年前からよくネットに上がっている「ウッドガスストーブ」を作ってみることにしました。

ウッドガスストーブの燃焼原理とか特徴なんかは調べて頂ければ詳しいサイトがたくさんあるので割愛します。

まあ、簡単に言うとコンパクトで煙も少ない、燃焼効率のいいクッカー兼用焚火台です。







使う材料はこちら。

全て100均のダイソーで手に入れました。

左から「かき揚げリング」「オイルポット」「貯金箱」です。

手前にあるのはビス・ナットですが、これは無くとも大丈夫です。








オイルポットは、ダイソーでは150円ですがキャンドゥ系のお店なら100円で売られています。

構造としてはワイヤー製の取っ手のついた本体、緩めの上蓋、そして油漉しの穴の開いた中蓋の三個に分かれています。








工作としては、まずかき揚げリングの分解です。

電動工具をお持ちの方なら、単純にぶった切ってもOKです。

自分は取っ手部分と本体の隙間にマイナスドライバーを突っ込み、テコの原理で溶接部分を少しづつ剥がして分解しました。










次に、電動ドリルで穴開けを行います。

オイルポット(以下、外缶と呼びます)の下側にグルリと8か所。

そして上蓋には正三角形になるように三か所に穴を開けます。









次に、貯金箱(以下、内缶と呼びます)にも同じように穴開け。

こちらは上下の二か所を同じようにぐるっと数センチ間隔で均等に開けていきます。










内筒、外筒ともに、開けた穴は酸素供給の為となります。

外缶の穴はステップドリルを使い直径2センチ程度まで大きくします。

内缶は大きくしてしまうと、後で燃料を入れたときに飛び出してしまうので直径6mmのドリルで16か所に穴開けを行いました。










内缶の底部分です。

ここも燃焼の際の空気取り込みのため、穴を開けておきます。

本当はもっときれいに等間隔で開けたかったんですが、途中で面倒になり適当になってます・・・

素材は薄いスチールなので、キリなどを当てハンマーで叩けば電動工具より早く穴を開けられます。











こちらはオイルポットの内蓋です。

もともと空いている穴を利用し、金鋏で丸くくり抜いて行きます。









この内蓋に内缶を通すのですが、内缶の外径に合わせて印をつけ、その印の近くまで放射状に切り込みを入れます。

ちなみに工作にはこれまた100均で買った万能鋏を使いましたが、問題なく使用できました。

放射状に切った端部分をペンチで曲げ、写真のようにクラウン状にします。









で、この蓋に内缶を通す訳ですが・・・

内缶のフチの部分は構造上少し太くなるので、内蓋の穴は直径よりもわずかに大きくないと入りません。

しかし、フチ以外の本体部分になると緩くてガタガタしてしまいます。










そこで、缶を通して下まで降ろしたら、内蓋のクラウン状の羽根部分をトンカチで叩いて固定していきます。

それでも緩い場合は、この部分を針金で縛って固定する方法もあります。










これが完成状態です。

内缶の貯金箱はプルトップ式の栓があるので、内蓋固定後に外します。

内缶の高さと内蓋のフチの高さが同じくらいになるようにします。


ウッドガスストーブでは、この内缶の固定工作が一番の面倒な部分ですが、それも大した手間ではありません。

大きさの程良い空き缶二つに穴を開けて固定するだけで完成しちゃうんです。










で、出来上がった内缶を外缶に差し込んで完成です!

外蓋には長めのビスを固定して三脚にしています。

この三脚、ほとんど効果は無いんですが、実際に燃焼させると缶の外側まで熱くなるので、少しでも地面から浮かせて使えるようにしてます。

市販の焚火台もそうですが、今はアウトドアもエコロジーなので地面を焼いちゃうのはNGなんですよね。








内缶と外缶の間には風防とゴトクになるかき揚げリングを入れておけます。

それを上に乗っけると、写真のような使用可能状態に。



実際に使う方法や、その優れた燃焼能力については、次回の記事でアップいたします!!



続き
「その2 ~完成編~」

「その3 実践編」



































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ユニフレーム ファイアグリル

2017-08-21 12:03:19 | 焚火 アウトドア



最近は新しい玩具もすっかり買わなくなってしまい、別な趣味に走っております。

オッサンになってくると、今までと嗜好が変わってくるんですよね。



最近、急激にハマりだしているのが焚火とBBQ。



アウトドアやキャンプじゃ無い所がひねくれていますね。







その焚火ハマりのきっかけになったのがコチラ。









アウトドアでは定番商品である、ユニフレーム社のファイアグリル。


炭火でのBBQコンロにも、薪での焚火にも使える。

さらには20キロ近い重さに耐えられるので、ダッチオーブンのような重量鍋を乗せても平気という頑丈さ。


焚火台は各社から色々な物が出ていますが、悩んだ結果、こちらにしました。










もう購入して半年以上、数十回使っていますが、不具合も出ておりません。


これをきっかけに、更に奥深い焚火とBBQの世界にハマっていきましたが・・・

そちらも少しづつ紹介していきたいと思います。





































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フラッシュライトのススメ

2011-04-05 01:17:53 | 焚火 アウトドア





震災後、まだまだ様々な形でその影響が出ておりますが…




自分も、正直今のところあまり玩具で遊ぶ元気もなく(仕事が忙しい時期なので疲れもありますが)ブログ更新が滞っている状態です。


しかも、gooブログが先月くらいから微妙に仕様が変わり、ちょっと使いづらくなっているのも更新しにくい要因だったりします。




とりあえず、試しにちょっと更新。





関東に住んでいる方には計画停電で夜は暗闇で過ごしている方もいらっしゃると思います。



自分も、停電に備え昔に買ったミニマグライトを引っ張り出して見たところ


電池入れっぱなしだったため、液漏れを起こし内部を腐食したようで点灯したりしなかったり・・・






あわてて懐中電灯を買いに走った時にはすでにコンビニもホームセンターも軒並み売り切れ。

そんなタイミングでNERFでいつもお世話になっているしんごさんがLEDライトを購入し、かなり使い勝手が良いというお話を聞きました。



そこで自分もLEDライトを購入してみました。




結論から言うと、すっかりライトの魅力に取りつかれてしまいましたね。

これは本当に便利!

一度でも明るくて電池の長持ちするLEDライトを使ってしまったら、正直もう単一電池の電球タイプの懐中電灯には戻れないです。







まず最初に購入したのが、サンジェルマンが輸入販売しているドイツのメーカー、レッドレンザーシリーズのT7。










パッケージは玩具でよくあるトライミーパッケージのようになっており、店頭で実際の明るさを確かめる事が出来るようになっています。

このT7は明るさが最大で200ルーメン。

あまりの明るさにビックリしました。











電源は単四電池4本。

大きさは片手でちょうど扱える程よいサイズ。

ただ、常時持ち歩くとなると躊躇する大きさです。









パッケージには専用ホルスター、本体ストラップ、カラビナ、メーカーロゴ入りの替え電池までついています。

かなりお得感のあるセット内容。








ちなみにルーメンというのは明るさの単位。

たとえば白熱灯の60W型だとおよそルーメン数は800くらい。

懐中電灯などの明るさを表わすものとしてはルーメンの他、カンデラとかルクスという単位が使われます。

10年くらい前はカンデラ表記が多かったんですが、最近はルーメン表記が多いですね。

ちなみにそれぞれ正確には違う明るさを示す単位なので、単純な互計算ができません。

一言で言うと

ルーメン(lm)=光束:光源から放出される光の量
ルクス(lx,lux)=照度:光によって照らされた面の明るさ
カンデラ(cd)=光源:発光体が放つ光の強さ

となります。

詳しい事は各自で御調べを。


レッドレンザーはテールスイッチという本体のお尻部分に押し込み式のスイッチが付いてるタイプ。

スイッチ半押しでブーストモードで約200ルーメン
スイッチ1回押しでパワーモードで約150ルーメン=実用点灯2時間
スイッチ2回押しでセーフモード約9.9ルーメン=実用点灯48時間
スイッチ3回押しで消灯

となります。








このレッドレンザーが非常に使い勝手が良く、とんでもなく明るいので調子に乗ってLEDライトを更に二本購入。













実用性と高い機能で定評のフェニックスのMC10、さらにサンジェルマン社が販売しているジェントスシリーズからドミネーターDC-100Fを購入。











MC10にはストラップ、デュフューザー(光拡散フィルター)、説明書、そして買ったショップがサービスで付けてくれた単三電池が一本。










単三電池1本なので電池切れしても補充が比較的容易なのがポイント高いです。

さらに、タクティカルライトやハンディライトが多いフェニックスのラインナップで唯一のL字型ライト。

L字型は一部ミリタリーライトでも採用されている形ですが、とにかく実用度が高いです。

写真のように立てて使う事も出来、おまけに首部分が上下に角度をつけられるようになっています。

さらに本体には吊り下げ用金具も付いているので、天井から吊るして使うことも可能!

まさに使い勝手を優先したデザインです。









大きさも手のひらにスッポリと収まるサイズで持ち運びも便利。

スイッチは頭のてっぺんにあり

一回押すと約125ルーメン=実用点灯1時間20分
二回押すと約50ルーメン=実用点灯5時間
三回押すと約5ルーメン=実用点灯65時間

さらにダブルクリックのように押すとストロボ点灯=実用点灯2時間30分
さらに一回長押しするとモールス信号でSOSサイン=実用点灯10時間

と、十分なパフォーマンスとランニングコスト!



このライトは本当にお勧めです!

なによりL字型ライトはポケットなどに入れて使えば両手を開けたまま足元や手元を照らせるのがいいです!












そしてジェントス ドミネーターDC-100F。

ジェントスは国内で比較的手に入れやすいLEDライトブランドで、家電量販店やホームセンターでも良く売られています。

代表的なシリーズに「閃」シリーズがあり、自転車愛好家や一部アイドルオタク(なんでも閃ブレードと呼ばれる手製の交通誘導灯をライブ会場で振り回すのだとか…)から支持されています。


実はこのライト、事前に調べた段階ではあまり良い評判は聞かなかったんですよ・・・









スペック的には単四電池3本使用、しかもエネループに対応しており防滴仕様にもなっています。

今回の震災からの生活物資不足で経験しましたが、意外と単四電池は売れ残っている事が多く、緊急時に手に入れる事が比較的容易でした。









手に持った所。

ポケットに入れておくにはでかいですが、カバンなどに入れて持ち歩くには気にならないサイズ。








こちらのスイッチもレッドレンザーと同じくテールプッシュ式のスイッチなのですが、特徴的なのはスムースディマーコントロールと呼ばれる調光方法。

一回スイッチを押すと約120ルーメン=実用点灯7時間

そこからスイッチを長押しし続けることで約12ルーメン=実用点灯70時間までの無段階での調光ができます。

さらにスイッチをダブルクリックでストロボ点灯=実用点灯14時間
さらに一回長押しするとモールス信号でSOSサイン=実用点灯17時間


この長押しでの調光というのが独特で使い慣れるまで時間がかかるのが評価の低い原因です。





さらに、光の照射角度を変えられるのですが、スポットで10度、ワイドで35度と、ワイド側が狭く広い範囲を照らすのには向いていません。


かなりクセのあるライトなのですが・・・


色とデザイン、そして何より価格が安いのが魅力で思わず購入。


今はこれを持ち歩き用で使っていますが、使い勝手は思ったほど悪くはありません。

照射角度の狭いDC-100Fは遠くや一か所を集中的に照らすのに便利で、自分はもっぱら夜の自転車運転時に使っています。













さて、肝心の明るさですが、正直、三種ともそこまで大きな明るさの違いは感じられません。

もちろん、MC10が一番暗いのですが、照射角度が広く広範囲が明るいとそこまで気にはなりません。









個人的な感想ですが、計画停電時に使うのであれば100~150ルーメンあれば、部屋の壁や天井に照射し間接照明として使えば6畳から8畳くらいの部屋なら十分に照らす事が出来ます。

逆に、普通の懐中電灯として足元を照らしたりするなら50~80ルーメンあれば十分。

手元を照らしてちょっとした読書などをするなら10~50ルーメンあれば事足りると思います。








とにかくLEDライトは想像以上に使えるナイスアイテムであり、まだまだ余震の心配や計画停電が続きそうな今時期は手放せないアイテムです。

ほとんどの方が懐中電灯と言えば千円前後の物を選んでいると思いますが、購入後のコストパフォーマンスや実用性、明るさ等を考えれば、高価でも絶対にLEDライトのほうがいいと思います。

是非、皆さんもご家族に一本いかがでしょうか!





































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