froll_bericheri_froll

カカイルのカカイルによるカカイルのためのページ

小野不由美『残穢』、貴志祐介『天使の囀り』

2012-09-08 12:40:05 | Book

残暑が厳しいからと言って、恐い小節や怪談番組ばかりに触れるというのはどうなのか
そんなつもりはないのに、2冊続けてこのホラー(汗)
(と言っても、間に3冊ほど勧善懲悪もののラノベが挟まったけれども、30冊くらい挟まらなければダメージは重なるばかりだった(^_^;)


残穢
小野 不由美
新潮社

『残穢』 小野不由美 著
もう読み出したら止まらなくて、というか、小野不由美さんの上手い文章のおかげか、
最後まで読まないと救われないシステム(笑)なんじゃ? という強迫観念からか
一気に読んでしまったが、結局救われなかったよ(^_^;
これはフィクションですっていう「後書き」での作者本人による解説を期待してたんだけど、みごとになんも無かったし
こうまでドキュメンタリィ・タッチで描かれると、もう、恐くて怖くて
「そんなに穢れが移るとか連れてくるとか言っといて、小節に書いちゃうの?!」みたいな・・・
恐いな~、そして上手いな~、それがまた怖いな~(笑)
もう完全に乗せられちゃったよ

天使の囀り (角川ホラー文庫)
貴志 祐介
角川書店

『天使の囀り』 貴志祐介 著
恐いっ  う~~っ 恐い、恐すぎ!
この本が出た当時、恐すぎるとの噂を聞いて読まないどこっと思ってたはずなんだけど、なんで読んじゃったかなー
貴志祐介さん=「ホラー」という認識が「鍵のかかった部屋」のおかげでどっか行っちゃってたからかなー
「新世界より」を読む前にこっち、って軽~い感じで読み始めちゃったんだよなー。あー
とにかく
別にSF者な方々に喧嘩を売るつもりはぜんぜん無いのだけどSFとは?と定義するなら、ごく一般的には
「何かひとつ大嘘を吐き、それ以外は最先端の科学で論理武装する」というものだと思うんですが・・・(置いといて(汗)
だから、これを読んだ後も「後書き」或いは「解説」で、「こんな線虫は実際はいないよ、安心してね!」と気さくに太鼓判を押してもらいたかった。
その部分こそが嘘なんだからね、と(後書きは例によって無いし、瀬名秀明氏の解説にもその辺への言及が全くなかった)
でも、その嘘に当たる箇所も、理論的にはあり得るとかいうレベルのものが選ばれる傾向にあるので、一概に安心もできない・・・
恐いよっ!
も~~~、やっ!!
あ~~、思い出すのもおぞましいですわ
ちょっと摂食障害ぎみになります、これから読もうという方はご注意を


この2作は絶対に映像化してもらいたくない
ってゆーか、 おねがいっ しないで!!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。