ウクレレコンテスト受賞は、自分にとっても意外な結果でした。
講評で審査員のキヨシ小林さんが「みなさん、練習なんてしてる場合じゃ
ないですよ。」とおっしゃっていました。
私がお気楽にポロローンと弾いているように見えたのだと思います。
でも実は、めっちゃ練習したんですよ。
9月末に、予選通過の通知をいただいた時は、本当に嬉しくて
涙がこぼれてしまいました。
そもそも、なぜ応募したかというとですね。
ソロユニットになってから、産休でブランクもあったし、メインで歌うのも初めてだし、
ライブにはなかなかお客様が来ていただけていなかったのです。
時には、客席にお客様が1人、ということもあったり、
誰もいない三崎港に向かって歌っているステージもあったり・・・
「何のためにやってるんだろう。」
と思うことも。
でも、悩んだ末に出した答えは、「自分が歌いたい、弾きたいから、やる」
ということ。
お客様に「引っ込め~!」と言われるなら、ステージに出ませんが
聴いてくださる方が1人でもいるかぎり、やろうと。
自分が少しでもいい演奏をできるように、進歩できるように。
音楽の神様に音を届けるつもりで。
とはいえ、やっぱりもっと多くのお客様に知ってもらいたいという願いは
ずっとありまして。
コンテストに出られれば、本選会場に300人くらいはお客様が来られるし、
その中に、1人や2人くらいは、私のことを気に入ってくれるかもしれない。
そしたらまたライブの機会が広がっていくかなあ、と思ったのです。
本選出場が決まって、「今やらないで、いつやるの」と思い
2カ月間、毎日平均2時間は練習したかなあ。多い日は4時間とか。
自分の演奏をipadで撮っては確認、を繰り返しました。
大会前1か月は、体調管理のためと、願掛けとで断酒もしました。
ほかの出場者の方々は、すでにプロみたいな方々ばっかりで
かなわないなー、と思っていましたが、自分が目指すのは
自分のベストを出して、自分の歌と演奏をお客様と音楽の神様に
お届けすること、と思っていました。
だから、ほかの人のことを気にするのはやめました。
本選の前日までには、やるべきことはやり尽したなあという気持ちに
なっていました。
11月22日の夕方、仕事帰りに最後の練習に向かう前、
本当にいい気分で。
その時書いたメモ
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明日は私のBig Day
今までの答えが出る日
金曜の帰り道 コンビニでカフェオレ買って
駐車場の車の中でひとやすみ
空はちょうど 濃紺が広がる
すその方に最後のオレンジ
左のビルの上には 星が1つだけ輝いてる
カーステからはイエスタディワンスモア
ああこの瞬間の完璧なまでの美しさを
切り取って永遠にできるような歌を歌えたらいいな
答えは明日 みんな出る
今が一番の時かもしれない
準備はすべて済ませた
あとは自分のベストを出すだけ
力を尽くしてきたから あとはそのままを出すだけ
そんな明日をわくわくして待ってる
今日がきっと一番の時だ