アレ・メッレルのメイン楽器はマンドーラだが、他にも数十種類の楽器を演奏する。
その中でも特に笛の名手として知られていて、今回の日本公演でもいろんな種類の笛を演奏してくれた。
ダブルパイプ、カウホーン、ローホイッスル、セリフロイト等。
その中でひと際目だつ存在が「セリフロイト」。
日本名は「柳笛」昔々は柳の枝から作られていたそうで、そこから付いた名前。
(スウェディッシュ・トラッドのCDジャケットに、木で作られた楽器の写真が載っている)
また英語名はオーバートーン・フルート。
この柳笛、長さ50センチくらいの横に構えて吹くもので、北欧の伝統音楽で用いられている。
またポーランドの笛はもっと長くて、少しナナメに構えて演奏する。
フィンランドにはかなり低い音域のものもあり、長くて突先まで手が届かないので、鍵盤ハーモニカのパイプのようなホース状の吹き口がくっついている。
(この写真の左上に写っている赤い管がついた笛)
前回の来日時にはじめてみた時からずっと気になっていて、どこかで手に入れられないかと考えていた。
昨年4月にスウェーデンに行った時、ストックホルムの音楽博物館で売られていたのだが、あまりにもおみやげ品といった貧弱なものだったので、買わずに帰ってきた。
しかしその後ずっとアレの演奏をCDで聴いていて、だんだんと自分でもやってみたいと強く思うようになり、知り合いがちょうどスウェーデンに行くというので、その人を通じてスウェーデンのある演奏家にオーダーをしてしまった。
しかしそれがちょうど夏で、ヴァケーションの最中。
「夏が終わったらいいやつを見つけてあげるから」という伝言をもらい、ずっと期待して待っていたが、どうにもなしのつぶてで、その後一体どうなっているのかわからない。
こりゃ気長に待つしかないか!と思って半ば諦めた時、なんともすばらしいタイミングで、日本で柳笛を作っている人が、フリーフォートの公演に来てくれる事になり、1本作って来てくれるようにお願いし、東京公演の日にやっと手に入れる事が出来た。
写真の笛がそれで、材質は白い塩ビ管。
見た目はアレのものと違うが、彼の使っている本物も材質は塩ビで、まわりに白樺の皮がまいてある。
要するに中身は同じ。
この「柳笛」、いままでこのブログでも何度か紹介しているのですでにご存知の方もいらっしゃると思うが、なんとメロディーを作り出すためのトーンホールが全くない。
「オーヴァートーン・フルート」という英語名の通り、そのまま吹くと倍音しかでない。
しかしアレの手に、いや口にかかるとどうだ、不思議なくらいに軽々と気持ちよく美しいスウェディッシュ・メロディーが生み出される。
よーし、オレも練習して、アレのように自由自在に演奏出来るようになるぞ!と吹きだしたものの、なんともこれが至難の業。
一体アレはどうやって演奏しているのか?
何度ビデオを見てもその実態はつかめない。
この笛を受け取った時にアレもすぐそばにいたので、手ほどきを受ければよかったと、今になって後悔しているのだ。
その中でも特に笛の名手として知られていて、今回の日本公演でもいろんな種類の笛を演奏してくれた。
ダブルパイプ、カウホーン、ローホイッスル、セリフロイト等。
その中でひと際目だつ存在が「セリフロイト」。
日本名は「柳笛」昔々は柳の枝から作られていたそうで、そこから付いた名前。
(スウェディッシュ・トラッドのCDジャケットに、木で作られた楽器の写真が載っている)
また英語名はオーバートーン・フルート。
この柳笛、長さ50センチくらいの横に構えて吹くもので、北欧の伝統音楽で用いられている。
またポーランドの笛はもっと長くて、少しナナメに構えて演奏する。
フィンランドにはかなり低い音域のものもあり、長くて突先まで手が届かないので、鍵盤ハーモニカのパイプのようなホース状の吹き口がくっついている。
(この写真の左上に写っている赤い管がついた笛)
前回の来日時にはじめてみた時からずっと気になっていて、どこかで手に入れられないかと考えていた。
昨年4月にスウェーデンに行った時、ストックホルムの音楽博物館で売られていたのだが、あまりにもおみやげ品といった貧弱なものだったので、買わずに帰ってきた。
しかしその後ずっとアレの演奏をCDで聴いていて、だんだんと自分でもやってみたいと強く思うようになり、知り合いがちょうどスウェーデンに行くというので、その人を通じてスウェーデンのある演奏家にオーダーをしてしまった。
しかしそれがちょうど夏で、ヴァケーションの最中。
「夏が終わったらいいやつを見つけてあげるから」という伝言をもらい、ずっと期待して待っていたが、どうにもなしのつぶてで、その後一体どうなっているのかわからない。
こりゃ気長に待つしかないか!と思って半ば諦めた時、なんともすばらしいタイミングで、日本で柳笛を作っている人が、フリーフォートの公演に来てくれる事になり、1本作って来てくれるようにお願いし、東京公演の日にやっと手に入れる事が出来た。
写真の笛がそれで、材質は白い塩ビ管。
見た目はアレのものと違うが、彼の使っている本物も材質は塩ビで、まわりに白樺の皮がまいてある。
要するに中身は同じ。
この「柳笛」、いままでこのブログでも何度か紹介しているのですでにご存知の方もいらっしゃると思うが、なんとメロディーを作り出すためのトーンホールが全くない。
「オーヴァートーン・フルート」という英語名の通り、そのまま吹くと倍音しかでない。
しかしアレの手に、いや口にかかるとどうだ、不思議なくらいに軽々と気持ちよく美しいスウェディッシュ・メロディーが生み出される。
よーし、オレも練習して、アレのように自由自在に演奏出来るようになるぞ!と吹きだしたものの、なんともこれが至難の業。
一体アレはどうやって演奏しているのか?
何度ビデオを見てもその実態はつかめない。
この笛を受け取った時にアレもすぐそばにいたので、手ほどきを受ければよかったと、今になって後悔しているのだ。