Beyond Borders ~国境を越えて~

身近な日常生活での新たな発見や出来事から、数々の国境を越えて
存在している私の愛する「人・場所・モノ・話題」などを紹介

Lille & Bruxelles でのオイシイ思い出 Part.1

2007-08-01 01:24:33 | 旅の出来事 (France)
久々の「旅の思い出シリーズ」です。

あれは、Franceに暮らして、初めて(半年目でした!)のクリスマスヴァカンスでした。
私は、Angersに住んでおり、その時の友人達が「Strasbourg・ストラスブール」に行きたい…。という事で、
私も渡仏して初めて住んだ場所で大好きな地だったし、クリスマスのStrasbourgは素敵だという事で、もう一度行こう!という事になりました。
※写真は、ストラスブールの写真です。

そして、当時は Strasbourg 行きの TGV も走っていなかったので、AngersからParisへTGVで行き、Parisから電車に揺られてStrasbourgへ。

その「Paris→Strasbourg」行きの電車の中での出会いでした。

そこは、6人掛けのコンパートメント。
3人で出掛けた私達の向かい側の席には、3人家族。

と、このご主人が、私達に話しかけてきました。

初めは、「日本人ですか?」という言葉からはじまったのですが、しばらくお話をするうちに
「何のためにFranceに来て勉強しているの?」という質問に3人各々の理由を話しました。

3人が話し終わった所で、この方が私の(概略→)「フランス・ヨーロッパ建築の勉強&キャリアアップの仕事のために来ている。」という事に大変興味を示してくれて、「建築・デザイン・芸術話」に花が咲きました。

そして、日本建築についても色々聞かれたのですが、向こうからも色々なヨーロッパ建築・美術・芸術話を聞く事が出来ました。

話をしている最中も、「この方って、何者?」と思っていたのですが、私達の降りる駅が近づいて来る30分くらい前から、
「Bruxellesに面白い建築家がいてね。」…と、「その建築家やその方の建物・設計のお話」をしてくれていました。
それは、とても興味深いお話でした。

彼は、ウィーンに向かっている最中だったので、Strasbourg に行く私達は先にを降ります。
(↑その事は始めの会話で伝えてあった。)
お陰様で、4時間半だったか?!とても楽しい時間で短く感じました。

そして降りる少し前に…、
「実は、今話していた建築家は僕の知り合いだから、興味があれば一度連絡を取ってみるといいよ。僕の名前を出していいから。僕はLilleのEcole des beaux art(リール国立美術学校)の教授をしていて…。
と言って、その建築家の住所と名前とその教授の名前を書いた紙を私にくれました。
「えっ?!ボザールの教授?」 
(↑そう!恐れ多くも彼は、国立美術学校の教授だったのです!
そうしているうちに「Strasbourg駅」に到着。

思いがけないご好意に、喜ぶ間もなく「丁重にお礼だけして」慌ててあわただしく降りる私達。
降りてからもその窓の所に行って、お礼とお別れをしました。

そして、この旅行から戻ってしばらくして1月の下旬頃だったか、この建築家へ(いきさつも説明しながら、A4一枚の) お手紙を書いて送りました。
失礼や誤字・脱字・間違いがないか、仲良しの仏語先生やMadameにも確認してから…。

その後、知り合いの建築関係の先生と「このお話」をしていた所、この建築家がEuropeで結構有名な建築家だった事が判明! 
その時教えてくれた「本」を探したら、載ってるよ~!(←読むために早速購入!)
日本で購入した「ヨーロッパの現代建築家集」も見てみたら、載ってたよ~!
ひぇぇぇ~! あちゃ~! うわ~!

手紙の内容 (概略) ↓
「拝啓○○様、 私は日本人で○○と申します。
日本では建築を専攻し、その後某建築会社で働いた後、ヨーロッパ(主にフランス)建築を学び、仕事をするために来た……こういう者です。 
.....云々、この度Strasbourg行きの電車の中で出会ったLilleのBeaux Artの教授から話を伺いまして、貴方の設計と建築物に大変興味を持ちました。
.....云々、つきましては、是非Bruxellesに行った際には、是非お会いしてお話をうかがいたいと思っております。
.....云々、最後にお時間がありましたらお返事を頂けたら光栄です。
なんて書いちゃったよ~。
Lilleの教授に聞いて初めて知ったような文章で、失礼極まりない~。
(自分の勉強不足に反省)

そんな失礼な文章の手紙の上、そんな有名な方なら尚更「返事なんて来ないだろうな~!」。

そして1ヶ月が過ぎ…。

続く…。

  
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2 コメント

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ドラマみたいな (marimo)
2007-08-01 05:32:01
展開ですね。ティティさんの人生っていつもそんな香りがしますでもこの偶然に見える展開もすべて、ティティさんの人柄の賜物なんでしょうね
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Re; (french-blue)
2007-08-02 03:02:52
>To; marimoさん

私、占いってあまり信じてないのですけど
フランスに行く前に、一度友達が「有名な手相師」に見てもらうっていうのについて行った事があるんです。
ついでに見てもらえば~?って事になって見て貰った時に、まだ何も言ってないのに
「貴方には海外運がある。本当に好きで行きたい場所があるでしょ?西北西方面で。その方向は貴方にとっていい方向でもあるし、いい出会いが待っているかも?…続く」的な事を言われたんです。
流石にびっくりしました。怖いくらい…に

てな訳で、私にはどうやらヨーロッパ方面に「いい出会い運」を持っているようです。
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