スイス、スロバキアが予選突破=ポルトガルはプレーオフ進出
サッカーの2010年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会欧州予選は14日、
当地などで最終戦が行われ、スイス、スロバキアが本大会出場を決め、
自動的に出場権を得る1位通過の9チームと、
残り4枠を争うプレーオフに進出する8チームが出そろった。
2組のスイスはイスラエルと0-0で引き分けて1位突破し、
2大会連続9度目の出場。
3組のスロバキアはポーランドを1-0で下し、分離独立後初の出場を決めた。
1組のポルトガルはマルタに4-0で快勝し、
2組のギリシャ、
3組のスロベニア、
6組のウクライナとともにプレーオフに滑り込んだ。
前回出場国では1組のスウェーデン、3組のチェコ、6組のクロアチアが敗退。
そのほかのプレーオフ進出チームは、ロシア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、
フランス、アイルランド。
プレーオフは11月14、18日に、組み合わせ抽選は今月19日に行われる。
アルゼンチンがW杯出場 ウルグアイはプレーオフへ
サッカーの2010年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会南米予選は14日、
モンテビデオなどで最終戦を行い、
アウェーでウルグアイと対戦したアルゼンチンは1-0で勝って勝ち点28とし、
4位で本大会出場を決めた。
ウルグアイは同24の5位で、北中米カリブ海4位とのプレーオフに回った。
エクアドルは既に本戦出場を決めているチリに0-1で敗れ、
勝ち点23で予選敗退が決まった。
国際プロサッカー協会、メッシとの長期契約の件でバルセロナを告発
FIFPro(国際プロサッカー選手協会)は、
バルセロナがリオネル・メッシとの間で交わした契約期間が、
FIFA(国際サッカー連盟)に定められた規程を超えているとして、
FIFAおよび欧州委員会に向け、告発文を送った。
FIFProの欧州部門を統括するフィリップ・ピア氏は、
「文章を送ったどちらの組織からも、まだ回答をもらっていない」としながらも、
告発に踏み切った理由を次のように説明した。
「(FIFAの)2001年の委員会において合意した規定によれば、
選手との契約期間は1年から5年の間で結ばれなければならない。
だがメッシは、バルセロナと2016年までという長期契約を結んだ」
FIFProはまた、150万ユーロ(約200億円)から
250万ユーロ(約333億円)に見直された契約解除に伴う違約金についても、
「FIFAが条文で掲げている精神にそぐわない度を越えた金額」として、
抗議を行っているとのことだ。
これを受けてバルセロナは次のような声明を発表し、
メッシとの契約に問題がないか念のために確認作業を行うと同時に、
事態を静観する構えであることを表明した。
「彼らが送付した文章は意見や警告の域を出ておらず、
公式に告発のための手続きが取られたわけではない。
従って、対応策を検討するには時期尚早であり、
われわれは完全に落ち着いている。
メッシとの新契約については、近日中に法務部門が内容の詳細確認を行う」
(C)MARCA.COM
UEFA、11月に“史上最大の不正スキャンダル”を発表予定
UEFA(欧州サッカー連盟)で不正摘発を担当するカール・ドント氏は、
過去4年間に行われた欧州各国のリーグおよび欧州カップ戦において
「40試合で不正行為が見つかった」ことを発表した。
同氏によると、UEFAは11月に“サッカー史上最大の不正スキャンダル”を
摘発するという。
UEFAは、欧州各国のリーグ、チャンピオンズリーグ、
ヨーロッパリーグ(EL)の予選で不正が行われたことの
“確固たる証拠”をつかんでおり、東欧のクラブを中心に、
西欧のクラブも一連の不祥事に関与していることを明かした。
ドント氏は10日付のオランダ紙『アルゲメーン・ダグブラッド』
デジタル版とのインタビューで、「インターポール(国際刑事警察機構)の協力により
収集された情報によると、不正関与の疑いをかけられているクラブの中には
ベルギーのクラブが含まれている」と打ち明けたものの、
具体的なクラブ名は明かさなかった。
同氏はまた、本件におけるオランダのクラブの関与は否定しながらも、
今年7月16日に行われたEL予選2回戦の
NAC(オランダ)対ガンドザサル・カパン(アルメニア)戦
(NACが6-0で勝利)が調査の対象となっていたことも明かしている。
同氏によると、UEFAはこの試合に関連したブックメーカーへの賭け方に
不審な動きがあったことを察知。
アジア最大のブックメーカーを含む複数のブックメーカーを対象に
調査を実施したところ、同試合が買収試合であったことの
決定的な証拠は発見されなかったという。
同氏はまた、「欧州各国が一丸となって、ここ数年間の買収および
不正行為の撲滅に立ち向かう」必要性を説いた上で、
「明るみに出た不祥事は一部にすぎない」と強調している。
なお同紙によると、UEFAは、不正行為への関与が確定された
クラブと選手に対して厳しい措置をとる意向だという。(C)MARCA.COM
イタリア、ドイツが本大会出場=ポルトガルは1組2位に浮上
サッカーの2010年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会欧州予選は10日、
当地などで行われ、前回王者のイタリア、ドイツ、デンマーク、
セルビアが本大会出場を決めた。
イタリアは13大会連続、ドイツは西ドイツ時代を通じて
15大会連続でともに17度目の出場。
デンマークは2大会ぶり4度目、
前回モンテネグロとの共同国家で出場したセルビアは単独では初出場。
8組のイタリアはアイルランドと2-2で引き分け、
4組のドイツはロシアを1-0で下し、それぞれ1位が確定した。
1組のデンマークはスウェーデンを1-0で退け、1位で通過。
同組ではポルトガルがハンガリーに快勝し、2位に浮上した。
7組のセルビアはルーマニアに5-0で大勝して1位を決め、
前回準優勝のフランスはフェロー諸島を退けたが同組2位にとどまり、
プレーオフに望みを託すことになった。
同予選は14日に最終戦を行う。