イングランド代表のカペッロ監督「レアル・マドリーはバルセロナと互角」
イングランド代表のファビオ・カペッロ監督は、
シーズンの折り返しに差し掛かったリーガ・エスパニョーラについてコメントし、
現時点ではバルセロナとレアル・マドリーが
ほぼ互角の戦いを繰り広げているとの考えを述べた。
伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』の取材を受けたカペッロ監督は、
「少し前ならば、『バルセロナの方が強い』と答えていただろう」と前置きした上で、
古巣のレアル・マドリーのマヌエル・ペジェグリーニ監督の手腕を称賛した。
「少し前のわたしなら、『バルセロナの方がレアル・マドリーよりも強い』
と答えていただろう。だが、現在のレアル・マドリーは非常に強くなっている。
当初は、多くの人々がペジェグリーニ監督の手腕に疑問を持っていた。
しかし、その考えは間違っている。彼は非常に優れた監督で、
何をすべきかをきちんと心得ている。彼らがどうプレーしているかを見たか?
レアル・マドリーは日々進化しているのだ」
一方でカペッロ監督は、バルセロナのジョゼップ・グアルディオラ監督
についても称賛の言葉を惜しまなかった。
「グアルディオラ監督は新鮮で質の高いアイデアを持っている。
彼の指揮するバルセロナは全員が攻撃に参加し、
そして全員で守備を行っている。この戦術は非常に斬新なものだ」
カペッロ監督はさらに、2010年1月からミランに期限付き移籍する
デイビッド・ベッカムの2010年ワールドカップ(W杯)・
南アフリカ大会出場の可能性を問われると、
「彼が体力的にも万全な状態でプレーできるのなら、
代表入りも可能だ」との見解を示した。
「わたしにとって、選手の年齢は重要なことではない。
大切なのはプレーの質であり、その点でベッカムは合格だと言えるだろう。
彼はプロ意識が非常に高く、W杯出場にも強い意欲を持っているから、
代表復帰の可能性は十分にある」
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