ロシアが2018、22年のW杯開催地に立候補
ロシアは9日、2018年と22年のワールドカップ(W杯)候補地への
正式な立候補を発表した。
同国のスポーツ大臣であるビタリー・ムトコ氏が音頭をとるこのプロジェクトでは、
元ロシア代表の名GKで、1982年、86年、90年のW杯にも出場した
GKリナト・ダサエフ氏も特別大使として名を連ねている。
ロシアのサッカー協会会長も兼任するムトコ大臣は、
ロシアで初となるW杯開催への自信のほどを語った。
「W杯開催はわが国、そしてわが国のサッカー界にとって
歴史的な出来事となるだろう。FIFA(国際サッカー連盟)にとっても、
この上ない機会となるはずだ。なぜなら、ロシアはヨーロッパとアジアという
2つの大陸をまたぐ理想的なエリアにあり、
両地域のサッカーの発展に貢献できる大きなポテンシャルを秘めているからだ」
さらに、FIFAが、次の2大会を異なる
大陸(2010年南アフリカ、14年ブラジル)で行う決定をしたことを高く評価した。
「FIFAは正しい基準を持ち合わせている。
世界中でサッカーが最も人気のあるスポーツになるためにも、
異なる国、地域でW杯が開催されるよう考慮すべきだ。
われわれはこの点で、ジョゼフ・ブラッター(FIFA)会長の考えに大いに共鳴する。
また先日、16年の五輪開催地としてリオ・デ・ジャネイロを選んだ
IOC(国際オリンピック委員会)も、同様の基準を持っていることを証明した」
一方、ここ数日のうちに、ブラッター会長はこのプロジェクトを推進する
国の責任者であるウラジミール・プーチン首相と会談するため、
ロシアを2日間訪れることになっている。
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