レアル・マドリーがセビージャに敗れ、首位陥落
セビージャのホーム、サンチェス・ピスフアンスタジアムに大歓声がこだました。
4日に行われたリーガ・エスパニョ-ラ第6節で、セビージャが、
開幕から全勝だったレアル・マドリーを2-1で破ったのだ。
セビージャは前半から全精力を傾けて攻撃を仕掛ける。
これに対し、レアル・マドリーのマルセロはへスス・ナバスの
変幻自在のドリブルについていけず突破を許し、
久々のスタメン復帰となったマハマドゥ・ディアラも中盤でゾコラに競り負けるなど、
レアル・マドリーの守備陣はセビージャに崩されてしまう。
クリスティアーノ・ロナウドをけがで欠くレアル・マドリーは
試合をコントロールすることができず、
カウンターに活路を見いだすしかなかったが、ボールが前線までつながらない。
前半33分、マルセロのミスでフリーとなったへスス・ナバスが
クロスを頭でたたき込み、セビージャが先制点を挙げる。
セビージャはその後も、ゴール至近距離から2度の決定機を迎えるが、
GKカシージャスが奇跡的なセーブを見せ追加点を奪えない。
後半に入っても流れから相手を崩せないレアル・マドリーだったが、
48分、FKからのボールをペペがヘッドで決めて同点に追いつく。
レアル・マドリーのペジェグリーニ監督は、
ベンゼマに代えてイグアインを投入し、流れを引き寄せようとするが、
逆に66分、ゴール正面でフリーとなったレナトにまたもヘディングで決められ、
2-1とされてしまう。
ここからレアル・マドリーも意地を見せ最後まで反撃を試みたが、
終了直前のチャンスもセルヒオ・ラモスがシュートを外し、万事休す。
レアル・マドリーとバルセロナの2強の争いと言われる今季の優勝争いに、
セビージャが割って入った。
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