football-junkie

サッカー大好き!

レオナルド、「ダヴィンチ」ばりの科学的方法でミラン再建へ

2009-06-03 | セリエA

レオナルド、「ダヴィンチ」ばりの科学的方法でミラン再建へ

ミラン(イタリア)の指揮官に就任することに決まったレオナルド氏(39)が、
科学的なアプローチでチームの指揮を行なう方針を持っていることが分かった。

チェルシー(イングランド)へと去った
カルロ・アンチェロッティ前監督の後任として、
かつて自らも選手として活躍した
ミランの指揮官に就任することが決まったレオナルド新監督。
チームと2年契約を結んだ新人監督は、
同名のルネッサンス時代の芸術家・科学者であるレオナルド・ダヴィンチのように、
最新の科学を用いた方法で魅力的なチームをつくる考えを持っているようだ。

本拠地サンシーロで行なわれた記者会見に出席したレオナルド監督は、
流暢なイタリア語で「ふたりのアシスタントを雇い、
彼らに技術的なデータと科学的な情報を担当してもらう予定だ」とコメント。
さらに、「ボールを使ったトレーニングを行なうことを考えている。
ボールを保持しながら素早く動けるチームを作るためにね」と続け、
今後の強化プランを明かしている。

このほか、「ミランの哲学はこのままだ。
4-3-1-2は我々のアイデンティティだからね。
しかしそれも変更することはできる。
私は攻撃的で、魅力的なチームにしたい」
「私のスタイルは自分だけのスタイルであり、
他の模倣ではない」と語った同監督。
1982年W杯におけるブラジル代表を理想のチームとし、
現イングランド代表のファビオ・カペッロ監督が
世界最高の監督だとするレオナルド監督は、
ミランの哲学を継承しながら、
そのなかで自分のオリジナリティを発揮していきたいとしている。

また、レアル・マドリー(スペイン)がその獲得をねらっているとされる
ブラジル代表FWカカをチームに引き留めることも、
レオナルド監督に科された重要な役割となる。
同監督はカカについて「ほかのビッグな選手と同じように、
カカは名門クラブの標的となっている。
それは不思議なことではない」としながらも、
「間違いなく、彼の残留は我々にとっては重要なことである」と続け、
カカの残留は重要課題であると語った。

なお、今後の選手補強について尋ねられると、
レオナルド監督は微笑みを浮かべながら
「私が求めているのはリオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドだ」と語り、
ジョークで質問を受け流している。