goo blog サービス終了のお知らせ 

日々是気の向くままに

日々是好日(口実)いろんな分野を気ままに書いていきます。

高額な三線とは?

2018年10月22日 | 日記
高額な三線の条件とは何か?
入手しにくい高級な材料を使った棹。さらにその棹の制作者も著名な名工だったりする。
そして、50万円、100万円という値段が付く。
マニアと言われるコレクターが欲しがるかもしれない。
でも、本当にこのような三線を必要とするのは、やはり著名な三線奏者でありましよう。
例えば、私のような新人賞もまだ受かったかどうかわからない(まだ賞状が手元に来ない)者が、50万円の三線を持って教室に行っても、あざけり笑いのネタにしかならないだろう。

しょどん(シュドゥン)(琉球古典音楽悪戦苦闘の日々 80)

2018年10月21日 | 日記
本日は名古屋稽古の日でした。上巻の「カジャディフウブシ」から始まり数曲おさらいし、最後に作田節まで稽古しました。
次回は、「しょどん節」(シュドゥン)を稽古してくるよう言われました。それで、中巻の目録を開き、鉛筆で印を付けたのですが、家へ帰ってからよく見ると、何と「ぢゃんな節」に印を付けているではありませんか。まあ、そのあたりの5曲は全て勉強するらしいので、あながち間違いではないが。

先般「新人賞」を受けましたが、「新人賞」というのは、いわば「初段」みたいなもの。「初段」が「しょどん」を稽古するのは必須か?

新しい皮の儀式

2018年10月20日 | 日記
三線の皮(大蛇の皮)には、「甘皮」があります。「天川」ではありません。
私の三線人生で、一番最初に直面した問題がこれでした。
で、その時から、この方法を採用しています。
ガムテープで、除去するのです。


爪先でガリガリこすって除去する店もありますが、表面がささくれ立って、私的にはあまり面白くありません。
ガムテープでペタペタやった方が、きれいになります。おすすめです。

今回本皮の張り替えをお願いしたのですが、こんな状態(甘皮残留状態)で送られてきました。
結局最後は自分で仕上げた方が良いようです。まあ、沖縄のテーゲーグヮーと、大和の神経質との問題かもしれませんが。



続・高額三線売り付け物語

2018年10月18日 | 日記
最近は、高級な黒檀の三線がそこそこ売れているようだ。しかし「ユシギ」の三線の売れ行きはサッパリで、在庫が膨らんでいる。
そこで考えたのが、「このユシギも最近では希少価値が出てきている。」と言うのだ。琉球王朝時代に制作された「ケイジョー」は、全部このユシギで制作されたので、それと同じユシギの三線は大人気で、皆競って買い求めている。「急がないと、なくなってしまう。」と言って、高い値段を付ければ、あわてて買いに来るだろう。「イッヒヒヒヒ」



高額三線売り付け物語

2018年10月17日 | 日記
ある日、三線を使用したポップスが全国的にヒットした。今までは誰も見向きもしなかった沖縄県以外の「内地」でも、三線を習い始める人が出てきた。三線ブームの到来である。おかげで、沖縄の三線店では三線が飛ぶように売れて、新たに三線店を始める人も出てきた。しかし、それもしばらくすると陰りが出始め、それから10年以上もたつと、元の状態に戻り、三線店は食べていくのがやっとの状態となってしまった。
そこで考えた。数が売れないのなら、高級な三線を売り付ければ儲かるかもしれない。「八重山黒木」というのはどうだろう。今では入手困難な「八重山黒木」の原木が「古民家」を解体したら出てきたと言うのだ。いやいや、実際には東南アジアから仕入れた材料でそれとそっくりのものを使って三線を作れば、誰にも分らない。通常10万円前後のカマゴン・カミゲンのものを「八重山黒木」だと言えば50万円と言っても売れるだろう。更に「かの有名な名工」の作だと言えば、70万円でもマニアが飛びつくだろう。ウチナーンチュ同士ならヤバいが、遠方の大和の人間なら売付けてもかまわんだろう。「ウーッシッシッシ、おぬしもワルよのう。」