私がアルバイトで行っているガソリンスタンドは、車検もやっている。そのクルマを、私が陸運局まで運転して車検を受けてくる。こういうのは初めてなのだが、やってみると色々と分かってくる。特に最近のハイブリッド車が一番問題だ。何が問題かと言うと、車検の行程の中で排気ガス測定があるのだが、ハイブリッド車は「通常の走行状態」でもエンジンが停止していることがあり、そのままでは排気ガスが測定できない。そこで「整備モード」というのに切り替えて、エンジンが回っている状態にしてやる必要がある。その手順がこれまた面倒なのだ。スイッチ一つでポンと切り替わるわけではない。クルマの電源をオンにして、ギヤをパーキングでアクセルを２回踏んで、次にギヤをニュートラルにしてアクセル２回、再びギヤをパーキングでアクセル２回。そのあとで通常のエンジンを掛ける動作を行なって初めて「整備モード」になる。これを、車検の順番待ちで後ろがつかえた車列の中で手早く行う必要があるのだ。