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マシュマロ’sエンディングノート

~At the end of a marshmallow-like life~

キャッシュレス・ポイント還元

2019-09-23 | 日々の暮らし
10月からの消費税増税に絡み、前回はプレミアム付商品券について、私なりの考えや対応についてお話ししましたが、今回は、同じく政府主導で始まるキャッシュレス・ポイント還元について、私なりの考えを綴っていきます。

キャッシュレス・ポイント還元事業とは
「キャッシュレス・ポイント還元事業は、2019年10月1日の消費税率引上げに伴い、需要平準化対策として、キャッシュレス対応による生産性向上や消費者の利便性向上の観点も含め、消費税率引上げ後の9か月間に限り、中小・小規模事業者によるキャッシュレス手段を使ったポイント還元を支援するものです。」(経済産業省公式サイト キャッシュレス・ポイント還元事業専用ページより引用)

私なりに要約しますと、キャッシュレス化を進めたいが、増税により消費が落ち込むだろうから、消費活動を促すためにも販売側がキャッシュレス決済に限りポイントを還元する対応をした場合に、政府が支援します、ということでいいでしょうか?

キャッシュレスが進むのはおおむね歓迎
個人的には、キャッシュレス化が進むことに対して全く抵抗はありません。
ただ、やはり決済アプリやカードの種類が多すぎるため、自分が所持している交通系ICカードやプリペイドカードの使用が可能な店舗を把握する手間が面倒です。

最近は、私もキャッシュレス決済を選ぶことが多くなりましたが、その反面、自分の手持ちのカードが使えるかどうかわからない店舗での買い物は、全くしなくなりました。
おかげで、ムダ使いが少し減っているので、まあ、それはそれでいいのですが(苦笑)

そもそも、小銭が出ないという点で、私はキャッシュレスを好んでいるのですが、どうしても現金が必要な場面が、医療系です。
診療代はもちろんのこと、調剤薬局での薬購入も現金のところが多いです。
大きな総合病院は、クレジット決済もできるようになってきましたが、長く経営している個人病院では、当分キャッシュレス化は無理な気がしています。

病院の場合は、自分が健康である努力をすれば、頻繁にお世話になることもありませんが、公共の施設や文化的施設がいまだに現金なのは、政府や自治体がもう少し努力してくれないだろうか、と思います。
私は、美術館や博物館へ行くのが好きなので、旅行先の見学施設などが現金払いのみだと、少し不便を感じます。
自動販売機も古い機種がまだ多いため、現金しか使えない場合が多く、そういう自動販売機では、緊急事態ではない限り、飲料を買わなくなりました。

私は、少しでも手間を簡略化したり、時短できる方法があれば、どんどん使っていきたい人間ですから、このポイント還元事業で、キャッシュレス化が少し進んでくれることを期待しています。

ポイント還元の恩恵は期待しない
キャッシュレス化は賛成でも、今回のポイント還元は、自分にはあまり関係ないと思っています。

以前、私はポイント下手であることをお話ししましたが(過去記事参照)、今回のポイント還元も、もれなく使いこなせないだろうと思っています(笑)

まず、私が使っているキャッシュレス決済が、今回の還元事業に参加しているかどうか。
そして、そのポイントが果たしてどれくらい貯められるのか。
余計な買い物をしないように努力している最中の私が、生活費の面で恩恵を受けられるほどのポイントを、果たして貯められるのかどうか。

どう考えても、ポイントが中途半端に貯まり、生活が潤うほどのポイント数にはならない未来しか想像できません(苦笑)
ポイントが中途半端に貯まると、使い道に困ります。
数百ポイントを買い物の足しにすることはできますが、そういうポイントに限ってめったに買い物しない店舗だったりメーカーだったりします。

私の場合、いい例が家電量販店のポイントです。
最近の家電量販店は、家電以外にも飲食料品や日用品や雑貨を扱っており、そこそこ安い商品もあります。
自宅の近くにあれば、頻繁に利用すると思うのですが、現実は車で数十分かけていく場所にあるため、家電品以外の買い物はしません。
10万越えの買い物であれば、ポイントも多く付きますが、家電自体は頻繁に買うことがありません。
結局、ポイント使用期限が来ても、買い物すべき状態が発生せず、多くのポイントを流すことになります。

また、いつも同じ家電量販店で買い物をしておらず、設置工事が必要な家電は信用の面で専門店へお願いしていますから、いつまでたってもポイントが貯まりません。

ポイントをためて使うために、いつも同じお店で買い物をすれば、私のポイント下手問題は解決するのでしょうが、そもそもほしいものが同じ店に売っていないので、ポイントを貯めること自体ムリなのです。

実際、今使っているキャッシュレス決済で店舗ポイントが着実に貯まっているのは、近所のスーパーだけ。
スーパーのポイントだけは、何度も金券に引き換えているので、還元されている実感があります。
そのほかのキャッシュレス決済は、スズメの涙程度しかポイントが貯まっていませんから、使うこともできません(苦笑)

私は増税で損をする人
前回お話しした商品券しかり、今回お話ししたポイント還元しかり、私が何かしらの恩恵を受けることは極めて少ないことが実感できます。
こうなると、消費活動に制限をするしかありません。

私が大金持ちであったなら、何も気にせず、ポイント還元やプレミアム付商品券に頼らずとも消費活動を積極的にすることができます。
しかし、収入がない現実を考えると、とにかくムダな買い物は一切しないで、日用品や毎日の食費も、できるだけ安く買えるように努力するのみです。

しかし、長い目で見たときに、短期的なお得政策に乗って慌てて消費活動をした結果、不要な買い物をしてしまっては、のちのち不要品を溜め込む結果になりかねません。
何の支援も還元も受けずに必需品のみを購入することは、今は馬鹿正直に消費税10%を支払うこととなり、出費も多くなりますが、将来的に不要品を処分する必要もなくなる点では、決して損だけをしているとは思えません。

負け惜しみに聞こえるかもしれませんが、結局ムダをそぎ落とした生活が、私の目指すところですから、目先の得に踊らされる必要がないだけです。

増税で金銭的な損をしても、暮らしの損はしていない。
私は、そう思っています。


消費活動は、個人の生活スタイルや考え方で違いますが、何かしらの得があるなら全部乗っかってみよう、という考えは、実は自分の生活スタイルを崩してしまう可能性を秘めています。
もし、得を取ったために生活スタイルが悪いほうへ流れてしまいそうだったら、潔く得を避けることも必要なのではないかと思っています。
なかなか難しいですが、自分の生活スタイルをしっかり固めて、消費活動へ反映させたいものですね。