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マシュマロ’sエンディングノート

~At the end of a marshmallow-like life~

お墓参りとお墓掃除と私が旅立った後の話

2019-09-04 | 終活(モノの整理、心の整理、社会的整理)
8月の猛暑続きだった時期は墓参りを避けて、本日行ってまいりました。

我が家のお墓事情
我が家のお墓には、父と兄と、この世に生まれることなく冥土へ旅立った私の弟が入っています。
ただ、母は私が生まれる前にも流産を経験しているという話を聞いたので、お墓には入っていないけれど、兄もしくは姉の魂も、お墓の中で眠っているかもしれません。

話が少し逸れますが、妊娠初期での流死産だと火葬ができない(火葬すると何も残らない)のですが、一定の周期を超えた場合は、役所への死亡届を出した上で火葬して送り出し、お骨を連れて帰ることができるそうです。
葬儀については決まりがなく、きちんと送り出してあげたいと思うならば執り行いますが、しなくても構わないそうです。
私の兄か姉になるはずだった子は、お骨が残っていないので、火葬できないくらい小さかったのかもしれません。
弟は、母が臨月くらいで急変したような記憶があるので、お骨も残っていて、葬儀は数年後にお寺でお経をあげてもらうことで区切りをつけたような感じです。

お墓の話に戻りますが、ここに御先祖様は入っていません。
御先祖様は、我が家からは距離の遠いお寺に眠っていますが、おそらく何十年もお参りに行っていないし、私に関しては一度も行ったことがありません。
正直、どうすればいいかわからないのですが、墓じまいしてもいいのならばそうしたいです。
ただ、父は兄弟がいなかったのですが、祖父や曾祖父は兄弟姉妹がいたかもしれませんので、私が勝手に墓じまいできないのが現状です。
正直な気持ちを言うと、お墓を守るべき親族を確認する気力はありませんから、本当に申し訳ないのですが、何も知らなかったふりをして、私の旅立つ日を待とうかと思っています。

さて、我が家だけのお墓についてですが、お寺の敷地ではなく霊園に建っています。
我が家から車で30分弱の距離ですが、山の斜面を切り崩して作られた霊園ですので、自家用車が無い場合は、最寄りのバス停で降りて、ちょっとした登山バリに斜面を登って行かなくてはなりません。
私が老いて車の運転ができなくなったら、タクシーで通うしか方法がないので、今から老後の墓参りシミュレーションを頭の中でしています(笑)

お墓参りの準備
何故だかはわかりませんが、うちの家族全員、あまりお墓参りをしません。
お盆かお彼岸に線香をあげるくらいで、特に何もしません。
今回は、私自身がお墓の汚れが溜まっているのではないかと気になり、掃除を兼ねた墓参りをしました。

以前は、お墓の周りが土だったので、雑草が生えまくっていて、父が生きている頃は年に一度か二度、雑草抜きと掃除をしていました。
しかし、雑草の成長は速いですから、年に二度程度ではすぐにひどい状態になっていて、お隣のお墓に多大なるご迷惑をかけていました(雑草が成長して隣りのエリアを脅かしていました)
父が病気で倒れて、墓の雑草除去が難しくなってきた時期に、お墓の雑草がひどいので、石材で地面を固めたらどうか、と石材屋から連絡が来ました。
少し料金がかかりますが、父はもう雑草除去ができる身体ではなくなったし、私は仕事が忙しいのを言い訳にして、お墓へは行かなかったし、母は雑草除去作業をする体力がないので、是非そうしてくださいと即答しました。

今では、もう雑草の心配は無くなりましたが、父が元気なころまでは、雑草除去できる道具と墓掃除、墓参りグッズを準備してお墓へ行っていたようです。

今回の私はというと、まず今朝はお弁当作りから始めました。
数日前に、お弁当を持ってピクニックに出かけたくなる漫画を読んだ影響です(笑)
たまには画像を撮ろうかと思っていたのですが、スマホを忘れていったので、中身だけご紹介します。

 ・白ごはん
 ・れんこんのはさみ揚げ(冷凍)
 ・ミニハンバーグ(冷凍)
 ・ウィンナーソーセージ
 ・卵焼き
 ・シュウマイ(冷凍)
 ・切り干し大根の煮物(冷凍)
 ・ほうれん草の胡麻和え(冷凍)
 ・しゃけフレーク

これに、冷蔵庫に常備している冷水をマグボトルに入れて、ランチの準備完了です。

弁当と飲み物を準備したら、次はお墓の掃除グッズとお参りグッズの準備です。
掃除グッズは、

 ・たわし
 ・捨てる予定だったフェイスタオル2枚
 ・タオルの切れ端5枚
 ・ごみ袋

お参りグッズは、

 ・ろうそく
 ・線香
 ・マッチ

そして、防暑対策グッズとして、

 ・サングラス
 ・キャップ
 ・UVカット素材の長袖パーカー

以上です。
あと、お弁当を食べたり荷物を置いたりするためにレジャーシートを持参しました。

まずはお墓掃除から
お天気は、気温は高いながらも曇っていたので、霊園に到着するまでは掃除も捗るだろうと思っていたのですが、到着したとたんに雲がいなくなり、灼熱の太陽が照りつけてきました(苦笑)
これは、あまり丁寧に掃除していると熱中症になるやつ、と思い、最小限の掃除だけをすることにしました。

我が家のお墓の前に行くと、お隣の雑草雑木が我が家のエリアまで伸びてきています。
お隣は、以前のうちと同じで、お墓の周りが土です。
加えて、我が家と同じように、めったにお墓参りをしないようです。

我が家も年に一度か二度しか、お墓参りをしませんが、お隣を見るとデジャブかと思えてきます。
お隣の、雑草雑木だらけのお墓の周りを絶望的な気分で眺めながら、とりあえず我が家のエリアに侵入してきている雑草雑木を、抜いたり折ったりする作業から始めました。

自分本位では、お隣の雑草雑木、どうにかしてくれんかな、とは思うのです。
しかし、10年ぐらい前の我が家も同じ状態だっただけに、きっと親族が遠方に住んでいるか、高齢かお忙しいかで、お墓に来れてないのだろう、と酌んで、土から出てくるミミズや蟻と闘いながら、我が家との境界線部分だけは何とかしました。

次に、我が家のお墓周りを箒で掃いて、濡らした雑巾で墓石を拭きました。
ところどころ、意味不明の汚れやシミにはたわしを使ってみましたが、落ちなかったのでやめました。
お墓はたわしで掃除してはいけない、と聞いたことがあるのですが、かまわずに汚れがひどい箇所をごしごし。
最後に、水鉢の汚れをきれいに落として、きれいな水を注いで、墓掃除は完了です。

ところで、水鉢に注ぐ水って、お墓の中の仏様の飲料水ですよね?
私、ついうっかり水道の水を注いでしまったのですが、あとから仏様の飲み水だということを思い出して、ペットボトルの水を買ってくればよかったかな?と。
今回はもう手遅れなので、次回はちゃんとペットボトルのお水を買って行こうと思いました。

お参りピクニック
掃除が終わったら、途中で買ってきた果物とおはぎを供えて、ろうそくをたてて線香をあげます。

そして、いよいよ本日のメインイベントである、お弁当の時間です!(笑)
お墓の前にレジャーシートを敷き、作ったお弁当のフタを開けて、照りつける太陽の下で頂きました。
久しぶりに外で食べたお弁当、美味しいというよりも、なんとなく楽しかったです。

お弁当を食べながら、ふと、お墓の前で食事するのはマナーとしていいのか、悪いのか?と、疑問が湧いてきました。
調べてみると、お墓の前でちょっとしたピクニックをするのは、案外ありのようです。
供物の果物やお菓子も、一緒に食べたりもするそうですよ。
私は、今回お弁当だけ頂いて、果物は持ち帰りましたが。

そうそう、今回はお花を持って行きませんでした。
理由は、枯れると見た目も汚いし、水も濁ってドロドロな何かが花挿しに溜まるので、今回はきれいに洗って空っぽにしてきました。

もともと、我が家は花が苦手な家族です。
家の中にも、自ら買ってきて飾るなど、一度もしたことがありません。
頂き物のお花は飾りますが、直近のごみの日に捨ててしまいます。
小さい頃は戸建てに住んでいたのですが、庭にも花を植えたことはなく、野菜や果物を育てていました。
ですから、おそらく花を供えなくても大丈夫かな?と思っています。

お墓ピクニックが終わったら
お墓掃除と、お墓参りと、お墓ピクニックが終了したら、次はデザートを求めて一番近くにあるスタバへ行きました。
ベイクド アップル ピンク フラペチーノが、どうしても飲みたくて(笑)
想像していたよりは甘くなくて、美味しかったです。

のんびりとカフェタイムを過ごしながら、今後のお墓のことを考えました。
私がこのお墓に入る日が来たら、その後このお墓はどうなってしまうのかな?と。

死後に残ってしまう大きなモノ
一応、我が家のお墓は永代供養としているので、お墓の管理や永代供養が終了した後のことは、法律に則った手続きを霊園側がしてくれることになっています。

ただ、私が旅立ってしまったら、お墓の存在意義って何なのだろうか?と。
私には配偶者も子どももいませんし、兄も生涯独身で子どもがいませんでしたから、私がお墓に入ったら我が家はENDです。
実質的なお墓の持ち主が全員お墓に入ってしまったら、そのあとのお墓を参る人も親交のある親戚しか残りません。
親戚ですが家族ではないので、墓参りもきっと面倒に思われてしまうでしょう。

実際、父方の曾祖父や祖父が入っているお墓は、先ほども言ったように、我が家の人間はお参りに行きません。
行くのが面倒なのです。
申し訳ない気持ちは、多少はあります。
罰当たりと言われたら、それはそれで仕方ない状況です。

ただ、私が旅立った後に、必要最小限のモノだけを残して、後のことをしてくれる人たちに迷惑がかからないようにしたい気持ちとは裏腹に、自分ではどうしようもない大きなモノがお墓です。
捨てるわけにもいかず、誰かに譲るわけにもいかず、私ができることと言えば、私の骨を納骨するまでのことを遺言に残すことくらいしかできません。

いろいろ考えては見るものの、なかなか難しい問題です。
旅立つまでに答えを出すことは、できないかもしれませんね。


今回は、ずっと気になっていたお墓を掃除できたので、なんとなく気持ち的にスッキリしました。
次の墓参りは、また来年になりそうですが、私の身体が動くうちは頑張って面倒を見るつもりです。