「リンコレリオカトレア・ホワ・ヤン・グレイス "キャット・キング"」。黄色のペタルに赤のリップという目立つ花容。「猫の王」というキャツチーな命名もなんとなく納得。どっしりとして肉厚の花弁が圧倒的。
(2021年初夏 東京都 神代植物公園)
■2021年の蘭シリーズ
「リンコレリオカトレア・パストラル ‘イノセンス’」(蘭シリーズ 21-001)
「ビショパラ・コーラルサンセット・ハワイ」(蘭シリーズ 21-002)
「カトレア・スマイル・アゲイン・アロマティカ」(蘭シリーズ 21-003)
「レリア・ゴールディアナ」(蘭シリーズ 21-004)
「カトレア・ジェンマニー」(蘭シリーズ 21-005)
「リンコレリオカトレア・マルワース 'オーキッドグレード'」(蘭シリーズ 21-006)
「バンドフィネチア・パット・アルカリ」(蘭シリーズ 21-007)
「アスコケンダ 'メダ・アーノルド'」(蘭シリーズ 21-008)
「パフィオペディルム(ウェンドバウアーwc x ギタナ 'ウィンストン・チャーチル')」(蘭シリーズ 21-009)
「パフィオペディラム・ハッサリー'セント・マリー'」(蘭シリーズ 21-010)
「マスデバリア」(蘭シリーズ 21-011)
「マスデバリア・マーガレット」(蘭シリーズ 21-012)
「ジゴパブスティア・マーレ・アン」(蘭シリーズ 21-013)
「ミルトニア・ストーム 'ラ・チュイルリー'」(蘭シリーズ 21-014)
「ワルセウィツェラ・メリオン」(蘭シリーズ 21-015)
「ブルボフィルム・メドゥサエ」(蘭シリーズ 21-016)
「リンコレリオカトレア・スプリング・ドーン 'トップ・ロウ'」(蘭シリーズ 21-017)
「リンコレリオカトレア・カリフォルニア・ガール 'オーキッド・ライブラリー'」(蘭シリーズ 21-018)
「デンドロビウム・ファレノプシス・'ピロー・ピンク'」(蘭シリーズ 21-019)
「レリア・ルベスケンス」(蘭シリーズ 21-020)
「マキシラリア・トリロリス 'ジュリー'」(蘭シリーズ 21-021)
「デンドロビウム・アサヒ x コンパクトゥム」(蘭シリーズ 21-022)
「オンシジウム・オルニソリンクム」(蘭シリーズ 21-023)
「デンドロビウム 'ヒカム・デブ' × 'アサヒ'」(蘭シリーズ 21-024)
「シンビジウム・スリーピング・ビューティ」(蘭シリーズ 21-025)
「カトレア・パープラータ」(蘭シリーズ 21-026)
■Rlc. Hwa Yuan Grace‘Cat King(猫王)’
リンコレリオカトレヤ ウワ・ヤン・グレイス‘キャット・キング’
(C. Moscombe x Rlc. Memoria Helen Brown (30/07/1998))
■花色=スプラッシュ(クサビ)系・グリーン系
■花径=14~16cmくらいの大輪系
■花型=極整型
■弁質=極々厚弁
■花着き=未確認
■着花輪数=1花茎に2~3輪くらい
■花期=主に春~初夏咲き(※不定期咲きの傾向あり)
■株姿=がっちりコンパクト、2枚葉系
■香り=良い
旧属名表記 Blc. Hwa Yuan Grace、Rsc. Hwa Yuan Grace
スプラッシュ(クサビ)系花を生む銘交配親品種 C. Moscombe と、グリーン系花の有名優秀花 Rlc. Memoria Helen Brown との交配。
画像の個体‘Cat King(猫王)’は、比較的最近のグリーン系有名優秀品種 Rlc. Suan Puttan、Rlc. Magic Meadow 等と肩を並べる優秀美花だと思います。数年前の国際蘭展では必ずと言っていい程、台湾の業者さんの売店に本種の花見本が並んでいました。すんぐりとしたコンパクトな株に親の Rlc. Memoria Helen Brown 譲りの展開の良い極厚弁花を着けます。個体名のとおり、まるで猫のような愛らしい花容に好感の持てる美花だと思います。