野の花 庭の花

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ダーウィンの蘭と呼ばれるマダガスカルのラン「アングレカム・セスキペダレ」(蘭シリーズ01)

2020年01月28日 09時18分03秒 | 

ダーウィンが注目したマダガスカルのラン「アングレカム・セスキペダレ」。生物学の教科書にも出てくる蘭らしい。白い六芒星形の花がひときわ目立つ。六芒星形は、星型多角形の一種で、六本の線分が交差する図形で、この図形はイスラエルの国旗にもなっている。セスキペダレは「花弁が六枚の」と、言い換えたものだ。たんに花弁が六枚あるだけでなく、立体的になっているのが妙だ。アングレカムは、 着生ランを意味する マレー語「angurek」 が語源だという。

(2020-01 東京都 神代植物公園) 

 

アングレカム・セスキペダレ (学名: Angraecum sesquipedale)はアングレカム属に属するマダガスカル固有の着生ランである。1798年に発見され、1822年の文献で報告された。植物と送粉者の共進化に関するダーウィンとウォレスの予測が行われた植物種である。

原産地では6月から11月に伸びてくる茎の先に、光沢がある六芒星形の花ができる。ヨーロッパでは、開花期は12月から1月にかけてである。花の形と時期がヨーロッパでの通称の由来になっている。"Comet orchid"(星型の蘭)は花の形から来ており、"Christmas orchid"(クリスマスの蘭)は開花時期に由来している。花は緑色のまま咲き始め、次第に白くなり、最終的に薄緑色になる。花の緑色の濃さは株によって異なっている。花の特徴は長い緑の距を持つことであり、距の長さは20-35cmにおよぶ。距の奥には少量の花蜜があり、フルクトース・スクロース・グルコース・ラフィノースが含まれている。花は夜間のみに非常に強い芳香を放つ。通常、株あたり1花から4花を同時につける。

 

 


黄色の花弁が紅色に次第に染まっていくバラ「朝雲」(薔薇シリーズ85)

2020年01月28日 08時22分10秒 | 

黄色の花弁が紅色に次第に染まっていくバラ「朝雲」。夜明けの雲が太陽の光で紅色に染まるところをイメージしたのだろう。花と名前が調和した日本らしいバラだ。やはり鈴木省三氏の作出によるもの。ゆったりとした優雅なバラだ。

(2019-10 東京都 神代植物公園) 

 

 

バラ「朝雲」

品種名 朝雲      Asagumo
作出  1973年 日本 鈴木省三氏
系統  HT ハイブリッドティ
交配  Peaceの実生 × チャールストンの実生

花色  黄に紅の覆輪
花形  半剣弁咲き
花径  大輪
芳香  微香   ★★☆☆☆

開花  四季咲き ★★★★☆

樹高  1.5m