肥後サザンカの紅花を代表する山茶花「肥後入日の海」(ひごいりひのうみ)。海に落ちる落日をイメージしての命名だろうか。幕末期に熊本に山茶花が持ち込まれ、新しい品種が次々と開発されたらしい。たくさんの花をつけるが、どれも花弁がちりちりになる傾向があるようだ。
(2019-12 東京都 神代植物公園)
サザンカ群の品種‘肥後入日の海’。熊本には幕末期に京都から持ち込まれたとされる40種に及ぶサザンカが継承され、「肥後サザンカ」と呼ばれて親しまれている。‘肥後の入日の海’は、肥後サザンカの紅花の代表品種。