なんか知らんけど、オランダ政府が Sea Shepherd の船に出してる船籍を剥奪する動きを見せてるらしい・・・。
・Wet over paspoort zeeschip wijzigt（2009年6月26日 ；オランダ語）
この話を持ち出したのは、オランダ運輸・水産省（？）の副大臣こと Tineke Huizinga 氏。
理由は言わずもがな、Sea Shepherd が日本の「調査捕鯨」団に行った抗議活動。
実は、オランダの郵便局から援助金を受け取った際、「非暴力活動をする」ことを求められてたらしいが・・・。
とにかく、Huizinga 氏は、Sea Shepherd の船が持ってるオランダ船籍を剥奪しやすくするように法律を修正する、という。
当然というか、Huizinga 氏の姿勢に対しては、オランダ国内の政党こと Partij voor de Dieren（動物の党）が批判をしてきた。
・Nederlandse regering laat illegale walvisjacht ongemoeid, maar pakt beschermers walvis aan（2009年6月30日 Partij voor de Dieren；オランダ語）
以下、↑の声明から、オランダ国会下院議員こと Kamerlid Esther 氏のコメント部分を引用しておく。
ついでに、適当日本語もその後に書いておく。
---- 以下引用 ----
（中略）
Kamerlid Esther Ouwehand: 'Dit is de omgekeerde wereld.
Als de regering zelf actie zou ondernemen om de naleving van het jachtverbod te waarborgen dan waren organisaties als Sea Shepherd overbodig. De staatssecretaris zou de actievoerders moeten steunen in plaats van ondermijnen. Nederland zegt wel voor het beschermen van de walvis te zijn, maar als puntje bij paaltje komt zwicht het kabinet voor de druk van Japan. Dat vind ik erg jammer en een laffe actie van het kabinet.’
（以下略）
（以下適当日本語）
Kamerlid Esther 下院議員：「話が逆だ。
オランダ政府が日本の「調査捕鯨」に関する調査を行うなら、Sea Shepherd のような団体[が抗議活動をすること]の必要はなくなるのだが。
Huizinga 副大臣は、活動家達を取り締まるのではなく支援するべきだ。
オランダ政府は鯨類を保護すると述べているが、日本政府からの圧力に屈しているだけだ。
政府の弱腰な対応に深い懸念を抱くよ」
（適当日本語以上）
---- 引用以上 ----
うはは。
確かに、オランダ政府とか英国政府などが日本の「調査捕鯨」の実情についてろくに調査しないのは不思議っちゃ不思議だよな。
ま、南極海くんだりまで行って「調査捕鯨」の監視をするだけの余裕も無いんだろうが・・・。
また、当事者たる Sea Shepherd もこの件についてオランダ政府への批判をしていた。
・Japan Attempts Amendment of Dutch Statutes（2009年7月2日 Sea Shepherd）
また、この件で何かと動いている日本政府に対しても、結構厳しい書き方をしていた。
以下、Sea Shepherd の声明から、終盤部分を引用しておく。
---- 以下引用 ----
（中略）
Why does the Dutch government not show its independence and acknowledge the violations of the law committed by the Japanese whalers?
Why is Japan apparently placed above international law?
Japan has placed itself above the law because it assumes no government in the world would show the will to actively accuse and legally prosecute Japan for their many violations of international conservation laws.
The only entity that has dared to stand up and act is Sea Shepherd.
The Netherlands now has an opportunity to join the legal and ethical side in this battle.
Will the Dutch government narrow-mindedly support illegal whaling operations, or will they support the only organization actively seeking to uphold those same laws by not pandering to Japanese objections?
It seems that Japan is attempting to amend Dutch law.
We hope we are wrong.
Regardless, we will continue to defend the defenseless against illegal activities in the Antarctic and elsewhere.
---- 引用以上 ----
日本は国際法を超越した存在を目指してるってか・・・。
まぁ、国際法を何度も違反してる米国とかイスラエルの真似を「調査捕鯨」でやってみた、という案外セコい理由かもしれんが。
それにしても。
Sea Shepherd の船がオランダ船籍を剥奪されたら、次はどこの国の船籍を取るつもりなんだろう？
実際に Sea Shepherd の船がそういう事態に直面したら、日本政府が Sea Shepherd の船に船籍を与えるってのも手かもね。
これをやれば、「調査捕鯨」団への抗議活動を派手にやりづらくなる、というのを期待してのことだが・・・。
その前に、一部の方々から「テロリストの船に日本船籍を与えるな！」という批判が飛んでくる悪寒。
・Wet over paspoort zeeschip wijzigt（2009年6月26日 ；オランダ語）
この話を持ち出したのは、オランダ運輸・水産省（？）の副大臣こと Tineke Huizinga 氏。
理由は言わずもがな、Sea Shepherd が日本の「調査捕鯨」団に行った抗議活動。
実は、オランダの郵便局から援助金を受け取った際、「非暴力活動をする」ことを求められてたらしいが・・・。
とにかく、Huizinga 氏は、Sea Shepherd の船が持ってるオランダ船籍を剥奪しやすくするように法律を修正する、という。
当然というか、Huizinga 氏の姿勢に対しては、オランダ国内の政党こと Partij voor de Dieren（動物の党）が批判をしてきた。
・Nederlandse regering laat illegale walvisjacht ongemoeid, maar pakt beschermers walvis aan（2009年6月30日 Partij voor de Dieren；オランダ語）
以下、↑の声明から、オランダ国会下院議員こと Kamerlid Esther 氏のコメント部分を引用しておく。
ついでに、適当日本語もその後に書いておく。
---- 以下引用 ----
（中略）
Kamerlid Esther Ouwehand: 'Dit is de omgekeerde wereld.
Als de regering zelf actie zou ondernemen om de naleving van het jachtverbod te waarborgen dan waren organisaties als Sea Shepherd overbodig. De staatssecretaris zou de actievoerders moeten steunen in plaats van ondermijnen. Nederland zegt wel voor het beschermen van de walvis te zijn, maar als puntje bij paaltje komt zwicht het kabinet voor de druk van Japan. Dat vind ik erg jammer en een laffe actie van het kabinet.’
（以下略）
（以下適当日本語）
Kamerlid Esther 下院議員：「話が逆だ。
オランダ政府が日本の「調査捕鯨」に関する調査を行うなら、Sea Shepherd のような団体[が抗議活動をすること]の必要はなくなるのだが。
Huizinga 副大臣は、活動家達を取り締まるのではなく支援するべきだ。
オランダ政府は鯨類を保護すると述べているが、日本政府からの圧力に屈しているだけだ。
政府の弱腰な対応に深い懸念を抱くよ」
（適当日本語以上）
---- 引用以上 ----
うはは。
確かに、オランダ政府とか英国政府などが日本の「調査捕鯨」の実情についてろくに調査しないのは不思議っちゃ不思議だよな。
ま、南極海くんだりまで行って「調査捕鯨」の監視をするだけの余裕も無いんだろうが・・・。
また、当事者たる Sea Shepherd もこの件についてオランダ政府への批判をしていた。
・Japan Attempts Amendment of Dutch Statutes（2009年7月2日 Sea Shepherd）
また、この件で何かと動いている日本政府に対しても、結構厳しい書き方をしていた。
以下、Sea Shepherd の声明から、終盤部分を引用しておく。
---- 以下引用 ----
（中略）
Why does the Dutch government not show its independence and acknowledge the violations of the law committed by the Japanese whalers?
Why is Japan apparently placed above international law?
Japan has placed itself above the law because it assumes no government in the world would show the will to actively accuse and legally prosecute Japan for their many violations of international conservation laws.
The only entity that has dared to stand up and act is Sea Shepherd.
The Netherlands now has an opportunity to join the legal and ethical side in this battle.
Will the Dutch government narrow-mindedly support illegal whaling operations, or will they support the only organization actively seeking to uphold those same laws by not pandering to Japanese objections?
It seems that Japan is attempting to amend Dutch law.
We hope we are wrong.
Regardless, we will continue to defend the defenseless against illegal activities in the Antarctic and elsewhere.
---- 引用以上 ----
日本は国際法を超越した存在を目指してるってか・・・。
まぁ、国際法を何度も違反してる米国とかイスラエルの真似を「調査捕鯨」でやってみた、という案外セコい理由かもしれんが。
それにしても。
Sea Shepherd の船がオランダ船籍を剥奪されたら、次はどこの国の船籍を取るつもりなんだろう？
実際に Sea Shepherd の船がそういう事態に直面したら、日本政府が Sea Shepherd の船に船籍を与えるってのも手かもね。
これをやれば、「調査捕鯨」団への抗議活動を派手にやりづらくなる、というのを期待してのことだが・・・。
その前に、一部の方々から「テロリストの船に日本船籍を与えるな！」という批判が飛んでくる悪寒。
内陸国で船籍を取る場合、船の整備等に使う港の確保に苦労するのがネックでしょうか。
ってのはともかく。
日本政府はよく「IWCは反捕鯨国のせいで機能不全に陥っている」と喧伝していますが、直接捕鯨を行う可能性の無い内陸国を加盟させてる点でIWCを機能不全にしてる面があるんですよね。
この事を隠してIWC の「機能不全」云々を述べている日本政府の態度は、本当にどうしようもないというか・・・。