今年の1月終盤に「イスラエル軍がスーダン国内を空爆した」、とスーダン政府が述べていたのだが・・・。
・US staged deadly air strike against arm smugglers inside Sudan: Official（2009年3月24日 Sudan Tribune）
・Israeli warplanes conducted air strike on arms smugglers in Sudan: CBS（2009年3月26日 Sudan Tribune）
元は、エジプトの Al-Shorouq という新聞が伝えた話（原文の URL は不明（馬鹿））。
Al-Shorouq によると、問題の空爆は今年の1月終盤に行なわれたという。
爆撃を受けたのは、Gaza 地区に向けて武器を輸送していた（と推測している）トラック隊。
この爆撃によって、トラック隊にいた 39人が殺され、多数の負傷者（市民も含んでるとか）が出た・・・。
で、この件について Al-Shorouq は、エジプト政府高官のコメントを引用したうえで、この空爆に関してスーダン政府が証拠を掴んでいると伝えた。
以下、2009年3月24日分 Sudan Tribune の記事から、問題の部分を引用しておく。
---- 以下引用 ----
（中略）
The newspaper quoted an unidentified Egyptian official as saying that the planes that carried out the attack were based out of many regional countries, suggesting that it is likely to be Djibouti.
The official said that the airstrike caused an “embarrassment” to Khartoum which viewed it as a “violation to its sovereignty” and discussed the matter with Cairo in an effort to gather more information to formulate a response.
Al-Shurooq also said that Sudanese authorities conducted “a full blown dossier” on the attack containing images, forensics and remains of weapons and satellite phones.
The rockets fired by US gunships left 18-hole diameters ranging between 160 and 430 meters, the newspaper reported.
（以下略）
---- 引用以上 ----
米国が空爆に関与した、か・・・。
う～ん。
この話、どこまで信じていいのかさっぱり見当がつかないな（苦笑）。
つーのも、この話、約2ヶ月程ろくに話題に上がってないからな。
実際、Sudan Tribune でこの話に関する記事検索をかけても、今年の1月と2月分はひっかからなかったし。
仮に事実だとすれば、スーダン政府（と国内外のメディア）が意図的に無視を決め込んでいたようなもんだ。
逆に事実じゃなかったとすれば、エジプト政府かスーダン政府が（米・イスラエル・西側諸国を非難するために）捏造した話とも言えなくないし。
・・・どうとも処理に困る話だわな。
もっとも、事実かどうかは別として、イスラエル政府はこの話を無視するわけにはいかなかった。
当然、イスラエル政府はこれを否定したが・・・。
ついでに、イスラエル軍や情報機関の関係筋などは、Gaza 地区への武器流入にかんして少し不思議な見解を述べていた。
以下、Haaretz.com の記事から、関係筋の話を伝えてる部分を引用しておく。
---- 以下引用 ----
（中略）
Defense sources have reiterated on a number of occasions that Iran embarked on an intensive effort to supply Hamas with weapons and ammunition during Operation Cast Lead.
The Israeli security sources said that an international network has been set in place in which smugglers move arms caches from Iran through the Persian Gulf to Yemen, on to Sudan and then to Egypt and Sinai where they are brought into the Gaza Strip through tunnels.
Israeli intelligence has warned that the deliveries include anti-tank missiles, small arms, and military grade high explosives, as well as missiles.
（以下略）
---- 引用以上 ----
イラン→イエメン→スーダン→エジプト→（Gaza 地区地下トンネル）→Gaza 地区・・・。
随分でけぇ武器密輸ネットワークだな（謎笑）。
これだけ遠距離を通して武器を Gaza 地区に持ち込むとなると、どんだけ輸送代がかかるのか気になるな（違）。
ついで、誰がこの密輸ネットワークを回しているかってことも。
無論、これが事実だとしたらの話だが。
それはそうと。
仮にイスラエル軍がスーダンに空爆を仕掛けたってのが事実だとしたら、イスラエルはスーダンから報復を喰らっても被害者面しづらいと思うぞ。
・US staged deadly air strike against arm smugglers inside Sudan: Official（2009年3月24日 Sudan Tribune）
・Israeli warplanes conducted air strike on arms smugglers in Sudan: CBS（2009年3月26日 Sudan Tribune）
元は、エジプトの Al-Shorouq という新聞が伝えた話（原文の URL は不明（馬鹿））。
Al-Shorouq によると、問題の空爆は今年の1月終盤に行なわれたという。
爆撃を受けたのは、Gaza 地区に向けて武器を輸送していた（と推測している）トラック隊。
この爆撃によって、トラック隊にいた 39人が殺され、多数の負傷者（市民も含んでるとか）が出た・・・。
で、この件について Al-Shorouq は、エジプト政府高官のコメントを引用したうえで、この空爆に関してスーダン政府が証拠を掴んでいると伝えた。
以下、2009年3月24日分 Sudan Tribune の記事から、問題の部分を引用しておく。
---- 以下引用 ----
（中略）
The newspaper quoted an unidentified Egyptian official as saying that the planes that carried out the attack were based out of many regional countries, suggesting that it is likely to be Djibouti.
The official said that the airstrike caused an “embarrassment” to Khartoum which viewed it as a “violation to its sovereignty” and discussed the matter with Cairo in an effort to gather more information to formulate a response.
Al-Shurooq also said that Sudanese authorities conducted “a full blown dossier” on the attack containing images, forensics and remains of weapons and satellite phones.
The rockets fired by US gunships left 18-hole diameters ranging between 160 and 430 meters, the newspaper reported.
（以下略）
---- 引用以上 ----
米国が空爆に関与した、か・・・。
う～ん。
この話、どこまで信じていいのかさっぱり見当がつかないな（苦笑）。
つーのも、この話、約2ヶ月程ろくに話題に上がってないからな。
実際、Sudan Tribune でこの話に関する記事検索をかけても、今年の1月と2月分はひっかからなかったし。
仮に事実だとすれば、スーダン政府（と国内外のメディア）が意図的に無視を決め込んでいたようなもんだ。
逆に事実じゃなかったとすれば、エジプト政府かスーダン政府が（米・イスラエル・西側諸国を非難するために）捏造した話とも言えなくないし。
・・・どうとも処理に困る話だわな。
もっとも、事実かどうかは別として、イスラエル政府はこの話を無視するわけにはいかなかった。
当然、イスラエル政府はこれを否定したが・・・。
ついでに、イスラエル軍や情報機関の関係筋などは、Gaza 地区への武器流入にかんして少し不思議な見解を述べていた。
以下、Haaretz.com の記事から、関係筋の話を伝えてる部分を引用しておく。
---- 以下引用 ----
（中略）
Defense sources have reiterated on a number of occasions that Iran embarked on an intensive effort to supply Hamas with weapons and ammunition during Operation Cast Lead.
The Israeli security sources said that an international network has been set in place in which smugglers move arms caches from Iran through the Persian Gulf to Yemen, on to Sudan and then to Egypt and Sinai where they are brought into the Gaza Strip through tunnels.
Israeli intelligence has warned that the deliveries include anti-tank missiles, small arms, and military grade high explosives, as well as missiles.
（以下略）
---- 引用以上 ----
イラン→イエメン→スーダン→エジプト→（Gaza 地区地下トンネル）→Gaza 地区・・・。
随分でけぇ武器密輸ネットワークだな（謎笑）。
これだけ遠距離を通して武器を Gaza 地区に持ち込むとなると、どんだけ輸送代がかかるのか気になるな（違）。
ついで、誰がこの密輸ネットワークを回しているかってことも。
無論、これが事実だとしたらの話だが。
それはそうと。
仮にイスラエル軍がスーダンに空爆を仕掛けたってのが事実だとしたら、イスラエルはスーダンから報復を喰らっても被害者面しづらいと思うぞ。
