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フィールズ国際特許事務所 代表弁理士ブログ

弁理士法人フィールズ国際特許事務所の代表弁理士が知財を中心に日々を綴っていきます

BIO2023

2023-06-30 19:46:34 | 出張

BIO2023(BIO International Convention)に参加するために今月初旬、米国ボストンに行ってきました。COVID-19の感染拡大のため5年ぶりの参加でした。BIOのHPによると今年の参加者(registrants)は20,559名とのことでした。コロナ禍前には2万数千人の参加があったので、若干少ないものの参加人数はコロナ前にほぼ戻ったともいえそうです。

しかしながら、BIOの様子はこれまでと異なる印象を受けました。パートナーリングシステムを使ったミーティングブースや、懇談スペースが会場全体のかなりの割合(40%くらい?)を占めていました。BIOがパートナーリングに力を入れていることが見て取れました。その結果、展示スペースが狭くなり、出展者が減ったように思いました(下記写真は会場の目抜き通りですが、左側に壁がありミーティングスペースとなっています)。その影響か否かは分かりませんが、以前数多く出展していた法律事務所、特許事務所は殆ど見つけることができず、今回確認できたのは2事務所だけでした。以前は気軽に立ち寄って立ち話をしていたので、少し寂しい印象を受けました。また、以前参加していた知財関係者は日本を含め何割かは不参加でした。

来年はサンディエゴでの開催が決まっています。BIOが今後どのように運営されていくのか、興味があるところです。


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BIO JAPAN 2019にて

2019-10-21 08:50:56 | 出張

10/9-11にパシフィコ横浜でBIO JAPAN 2019が開催されました。日本弁理士会のバイオ・ライフサイエンス委員会は一昨年・昨年に引き続いてブース出展し、本年度は初めての試みでBIO JAPANのパートナリングシステムを使用した無料相談会を実施しました。私もブース要員・相談会要員として現地入りしてきました。

BIO JAPANは毎年10月に開催される日本最大の医薬・バイオの商談会であり、大学、公的研究機関、ベンチャー、中小企業に加えて外国からも多くの企業が参加しています。最近では中小企業やベンチャー企業の間でも知的財産の重要性が浸透しているものの、残念ながら一部では知的財産の理解が不十分であるケースや、弁理士の存在が知られていないケースがあり、知的財産制度の啓蒙活動と弁理士の存在のアピールが重要となっています。BIO JAPANへの出展はこのような点から大変意義あることと考えています。

ブース出展以外に委員会メンバーによる発表(キメラ抗原受容体(CAR)の基本骨格に関する特許事情)やはっぴょんによる練り歩きアピールもありました。また無料相談会は予想を大幅に超える申し込み(40件以上)がありました。過去3年間で今年が最も反響が大きかったと思います。


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BIO JAPAN 2017に参加して

2017-10-17 09:41:37 | 出張

先週10/11-13にパシフィコ横浜で開催されたBIO JAPAN 2017に参加してきました。日本弁理士会のバイオ・ライフサイエンス委員会に所属しており、今回の参加は相談員(半日)としての参加です。

BIO JAPANへの参加は10数年ぶりでしたが、以前とくらべて規模もイベントも随分と大掛かりになったという印象でした。特に、多くの大学・研究機関が参加しており、日本各地の大学がブースを設けていたのはとても印象的でした。また、パートナリングエリアについては本場米国のBIOと同様にかなりのスペースが割かれていました。パートナリングに参加された方がオープンイノベーションだからね、と仰ってました。ここ数年の統計を見るとパートナリング参加企業数や商談件数は右肩上がりで増加しています。事務所にいるとなかなか実感がありませんが、現場では確実にオープンイノベーションが進行しているようです。


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ライセンス協会年次大会に参加して

2017-07-20 08:32:33 | 出張

先週末に神戸で開催された日本ライセンス協会の年次大会(第40回)に参加してきました。

日本ライセンス協会は、知的財産のライセンス等に関与している企業・大学関係者や、弁護士・弁理士などの専門家・実務家を中心に構成され、様々なキャリアを持った方々が親しく交流できる、ユニークな団体です。年次大会への参加者はここ数年は増加傾向で、今年は過去最高の250名の参加があったとのことでした。

事務所からは代表の横田とパートナーの榎弁理士が参加しました。旧知の方、初めてお目にかかる方、紹介頂いた方など様々でしたが、交流を楽しんでまいりました。

久しぶりに三宮周辺を見る機会がありましたが、大震災から20年以上が経過し、震災直後を思い出せないほどの復興を遂げている神戸が大変印象的でした。また近年は医療関連企業・研究機関が集積し、日本最大の医療産業クラスターに成長しつつあるとのことで、医療産業都市としての発展が今後ますます期待されるところです。


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BIO2017に参加して

2017-06-28 08:40:15 | 出張

先週(6/19-22)、米国サンディエゴで開催されたBIO International Convention 2017に参加してきました。

BIO International Convention(BIO)は毎年5-6月に米国で開催されている世界最大のバイオ・医薬系の展示・商談会です。このコンベンションは、バイオ・医薬系の企業や大学・研究機関向けに設計されているようで、ここ数年は企業間・産学官間のパートナリングシステムが強化されているように感じます。

その一方で、法務、コンサル、会計、翻訳などのいわゆる周辺産業の関係者も参加しています。記憶では00年代中頃から知財関係者が参加するようになり、知財関係者のミーティングやネットワーキングの場として活用されるようになっています。

私の場合も、海外の知財関係者とのミーティングが主な参加理由となっており、今年も弊所と取引がある現地代理人を中心にミーティングを行ってきました。世界各国への出願と権利化は、信頼できる優秀な代理人との関係維持や情報交換が重要であり、BIOをface to faceのミーティングの場として活用しています。

ちなみに、BIOに参加する意味はありますか?ということをよく聞かれます。海外の知財関係者と会うのであれば、INTA、APAA、AIPPIなどの各種知財関係団体の会合を利用するか、直接訪問することで対応できそうですが、私の場合は会いたい人がBIOに参加しているというのが参加の動機となっています。

但し、バイオ以外の専門分野の知財関係者はほとんど見かけず、また、興味がある取引先やキーパーソンがすべてBIOに参加している訳ではないので、自分が会いたい人がBIOに参加していれば参加する意味はある、というのが答えになろうかと思います。


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