特許庁及び経済産業省によると、日本特許庁とブラジル特許庁は、日ブラジル特許審査ハイウェイ(PPH)試行プログラムを2年間実施することに合意し、本年4/1からプログラムを開始したとのことです。ブラジル特許出願の審査遅延は世界的にみてもかなりひどく、この知らせを聞いたときはさっそく利用せねば、と思いました。
しかし、詳細を調べてみると、PPHの対象となる技術分野はIT分野及び自動車関連技術を中心とした機械分野に限られており、当所案件は残念ながら範囲外でした。しかもこのPPHは、2年間で200件という上限付きなので早い者勝ちです。(ちなみに、1出願人当たりのPPH件数は4ヶ月間で6件に制限されています。)
IT分野や機械分野のブラジル出願を抱えていらっしゃる方はPPH申請を是非ご検討下さい!
特許庁プレスリリース:http://www.jpo.go.jp/torikumi/t_torikumi/japan_brazil_highway.htm
経済産業省プレスリリース:http://www.meti.go.jp/press/2016/03/20170317003/20170317003.html