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デジタルカメラとデジタルビデオの撮影の参考としての日本映画(ポートレート スタジオ ファイン)

2008年02月03日 | ポートレート スタジオ ファイン 関連
私は人物中心の写真家ですが、実は若いころからの映画好きでもあるのです。
おそらく、人物のポーズや背景の中に人物を入れての構図は無意識のうちに映画の影響もあるのではないかと思います。
モデルに演技せよというのはまさしく映画の影響でしょう。
映画を見るときにも、いつかは自分で撮影してみたい、自分ならばこう撮影したいと無理を承知でひそかに思っていました。
外国映画のいわゆる古典大作も見ていますが、どちらかといえば日本映画を中心に見ていました。
日本映画のほうが身近であり、どこで、何を、どのように撮影するかに結びつきます。ただし、映画の技法については翻訳物ですが、外国の文献も学びました。

最近のビデオカメラの高画質化、低価格化、小型化は、誰でも手軽に動画を撮影できるようになりました。
アマチュアの人物に演技させ、できあいの建物や屋外のロケで撮影し、現代劇で衣装にこらず、監督兼カメラマンで撮影すれば、デジタルカメラと最小限の照明の費用ぐらいでそこそこの画質・音質の動画が制作できるようになりました。
世間一般では写真家とビデオ撮影会社は別ですが、カメラのデジタル化が進み、動画か静止画かの違いだけで、基本は同じになりました。
(昔ながらの写真家は時代の変化に追いついていけません。もっとも白黒で撮影して自分で現像し、引き伸ばすことに意義を見出している自分の世界があるようです。)


ビデオ撮影の場合の動画とは、画像が動くのであり、ビデオカメラそのものを動かすのはむしろ例外なのです。ビデオカメラを振り回しますと、見ている人は目が回ってしまいます。
ビデオカメラを横に移動させたり、たてに移動させたり、人物の動きを追いかけたり、ズームイン・ズームアウトをする場合もありますが、それは多くの固定のシュットの中で有効に使用するから生きてくるのであり、やりすぎてはいけません。
光の読み方、画面の構図、ロング・ミディアム・アップの組み合わせ、カメラアングル、写真表現(映像表現)など写真とビデオは共通していることのほうが多いのです。

私の場合の写真の楽しみ方は、一枚の写真ではなく、組写真・写真集ですが、これは映像の構成に役に立ちます。
映像については、どのような場面を組み立てるのかがもっとも重要です。
そこは写真集や文章の構成と同じで、5W1Hをそれとなく表現して、序論・本論・結論、起承転結などの構成にするのです。
どの場面を撮影するか、順番はどうするか、場面展開はどうするかという全体の設計が必要で、それをある程度考えて撮影しませんと、使えない映像ばかりで作品になりません。私が、動画をはじめて一番苦労したことは、ひとつひとつのショットはそれなりに撮れているのですが、うまく組み立てられないことでした。必要な映像がなく、無駄な映像が多く、また重複しており、全体としてまとめられないのです。

それについては、ビデオ教室の先輩の映像をみたり、テレビの中でも良質な番組の映像を見て解説を受けることで、だいぶわかってきました。
劇、舞踊、講演はまわし続ければよく、できるだけ複数台で撮影することです。
イベント、祭り、カーニバルは下調べがすべて、いつ、どこで、何が起こり、見せ場は何かを聞いておく、どこで撮影するのがいいかも聞いてしまいましょう。
入学式、卒業式、結婚式、運動会はほぼ定番のパターンがあり、それをケースバイケースでどれだけアレンジするか。絶対に欠かしてはいけないショットがあるので要注意。一般的な見せ場はわかるが、わかりにくいのはその当事者にとって重要なシーン、事前にきいておくしかありません。

このブログで私が述べたいことは、

1.写真展は何を表現したいのかわからないのも多いのでかならずしもいく必要はない。行くならば定評のある大写真家の写真展に行くこと。見るとつたわってくるものがあります。

2.普段見ている最近のテレビは一部の良質の番組をのぞいて映像表現の勉強にはなりません。むしろバラエティなどは百害あって一利なし。映像表現の基本を無視しています。テロップを流さなければ何をしているかわからない、おもしろくもないような映像はいい映像ではありません。出演者が言葉で説明するよりも映像で表現するべきなのです。

3.もっとも楽しみながら自然自然と、本当は分析的に繰り返して一本の作品を鑑賞するべきなのだが、映画を見ましょう。お気に入りの作品についてはDVDやビデオを購入しましょう。

4.それも「名画座」で上演されたような、日本映画であれば、日本映画が元気があったころの作品を見ましょう。アニメは日本のお家芸ですが、最近にアニメ以外の日本映画も復活しつつあります。

5.映画館に行こう。気に入った旧作はレンタルでなくて購入しよう。映画会社の売り上げに貢献して、映画会社がいい映画を制作できるようにしましょう。金をかけなくても映画はできるが、大作を制作するには莫大な金がかかるのです。

6.テレビは大人にとってつまらない、ばかばかしくて見るに耐えない、暇つぶしというより時間の無駄の番組が多いと感じていませんか。街の名画座はほとんど消滅していますが、DVDの低価格化、自宅のテレビの大型化、高画質化は進んでいます。古い映画は高画質・高音質ではないでしょうが、劇場で大画面で見るように撮影されているので、それなりに楽しめると思います。


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