和服・浴衣のポーズは日本舞踊から（ポートレート スタジオ ファイン）

　洋服のポーズと和服のポーズはまるっきり違います。最近の一部の若者向けの女性誌を見ますと、和服や浴衣を着ているのに、モデルは日本的な立ち振る舞いがまったくできておりません。

　和服や浴衣を着るのですから、日本文化をある程度理解して、日本舞踊、茶道、華道などを習ったことのあるモデルを使うべきです。

　カメラマンもモデルも編集者も広告代理店も、きものや浴衣を着た場合、どのようなポーズをすれば日本的な美しさが表現できるのか、理解しているようには思えません。

この写真は鎌倉の竹で有名なとある寺の竹林で撮影しました。モデルは野元美沙です。３～４年ぐらい前だったと思います。野元美沙は日本舞踊ができ、また某呉服店の和服のモデルをしたことのあるモデルでした。

このポーズは、

日本舞踊をゆっくり踊ってもらいながら、

写真としてもいけるのではないかと思われるポーズを撮影

したものです。

和服や浴衣のポーズは洋服のポーズとはまるっきり違います。

プロの写真家がプロのモデルを撮影する場合でも、お互いになれていないのでしょうか、どうも日本的な情緒が出ない写真が多いように思います。

そのてん、


日本舞踊や茶道や華道を習い、日常的に和服になれているモデルは立ち振る舞いが違い、魅力的です。"


　とくに中高年の女性には和服がお勧めです。年齢やスタイルのよしあしを超えて、和服そのもののあでやかさがあるからです。その女性がいると場が華やいでみえます。

日本文化のすばらしさが再認識されている今日、

私たちは自分の国の衣装を着こなしたいものです。