キミのことをすべて知りたいと思うことは
キミのことをすべて解りたいと思うことは
ただのわがままだろうか?
ただの自己満足だろうか?
キミに出会って キミのすべてを欲しがるようになった
キミに出会って キミがすべてになったような気がした
でもいつのまにか 何か大切なものを見失っていたんだ
キミを願うことで 崩れる何かを見て見ぬフリしたんだ
強さを求めていたはずなのに 弱い自分しか残らなかった
溢れていた喜びも 過ぎる時間に哀しみへと生まれ変わった
心の奥で誰かが叫ぶ 聞こえないように耳を手で塞いだ
痛みから逃げたつもりが 染み込むように傷が広がっていった
けれど 今日という現在に這い上がる そんな自分を笑った
悲しい生き物だと けれどそれが自分なのだと 泣いて笑った
風は冷たかったけれど 流れる涙を拭ってくれるなら
この場所はそんなに捨てたものじゃない 空に向かって笑った
遠い空の向こうで 知らない誰かもこんな場所に一人でいるなら
風が連れてった涙の雨を降らせるから それを見て笑ってくれよ
少しだけ ぼんやりでいい そんな世界を眺めていてくれれば・・・