小樽を代表するところ、初めて目にする小樽運河を前に、「あぁ、ここだ!」って思いながらまさちゃんは眺めていた。。。
運河のそばの散策路には、運河をモチーフにした絵を売ってるアーチストがいたり、15分で、似顔絵を描いてくれる人がいたり、ちょっとしたパリ気分って感じだったよ~
レンガ作りの倉庫を利用して、喫茶店になってたり、食堂になってたり、結婚式を挙げて、人力車にのってるカップルも走ってたりしてたわ
まさちゃんね、ちょっとこの日は失敗談があるんよね~
しょうもない話だけど、聞いてくれる?
いつも家族で旅行する時は、決まって、スニーカー履いて行くんだけどね、今回は、いろんな人にも会うことだしって、普段あんまり履かない靴を履いて行ったんよ
スニーカーも荷物に詰めていこうか迷ったんだけど、少しでも、荷物減らそうって思ったのが、間違いやったわ
慣れない靴で、まさちゃんの大きな体を支えてくれてた足の先がね、この小樽を歩いてる頃には、悲鳴をあげだしたんよ
まさちゃんも、団体行動だし、ガマンしよう!って思ってたけど、とうとう我慢が出来なくなって、パパさんに
「お父さん、足、痛くなってきたわ~どこか、靴やさん、ないかな~」って、それまで黙ってけど、言ってみた
最初に聞いた、お菓子のお店では、「この辺では、靴屋さんはありませんね・・・」って、言われてガッカリ。。。
次に、メロン買ったとこのお店の人に、「靴屋さん、ありませんか?」って、祈るように聞いてみたら、ちょっと向こうに生協があって、そこに売ってるって教えてくれた
まさちゃんと、パパさんは、一時間の自由行動の間に、とことこと生協まで、行って、サンダルを買いに行ったんよ~
あのサンダルに履き替えたときの、解放感と、ホッとする気持ちは、なんとも言えないよ
倉庫の中が、あぶり焼きの食堂になってるところでの昼食
北海道海鮮焼きって、書いてあったから、どんなんかと思ってたら、なんと!一人に一匹のホッケ、貝、ウィンナー、アスパラ、じゃが芋、なんともシンプルというかなんというか、あのでっかいホッケを一人で食べるのも、北海道ならでは?
じゃが芋は、やっぱり甘くて、美味しかったし、カニのお味噌汁は、いい味出てたわ
この花はね、大倉シャンテで咲いてた花だよ~
小樽って、お菓子の美味しいお店がたくさん並んでて、また『北一硝子』って、いろんな硝子製品を売ってるお店が、まわりきれないくらいに、あるんだよね
まさちゃん、ピアスを欲しそうなオーラ出して、ウィンドウを眺めてたら、パパさんが記念だって買ってくれたから、まさちゃんも、パパさんが前から欲しがってた切り子のグラス買ってきたわ
確か、北菓楼って、お店の前だったと思うんだけどね、大きな石に詩が刻み込まれていて、まさちゃん、ちょっと心に残ったから、みんなにも聞いてもらうね、旅先で、出会った詩だよ
人生という旅
悲しみが多ければ そんなに悲しいとは思わない
苦しみが多ければ そんなに苦しいとは思わない
人は誰だって ひとつやふたつ いや
それ以上の悲しみや苦しみを持ちながら生きているのかもしれない
悲しみが多ければ それだけ人を思いやれる
苦しみが多ければ それだけ人に優しくできる
”人”っていう字は互いに助け合っている
ひとりでは誰だって生きていけない
だから誰かを求めながら生きている
それが人生という旅なのかもしれない 田島 隆宏
さぁ、今日から、またガンバ!元気にがんばろうぜ、みんな