毎週 江ノ島でセーリングを愉しみ 人生を愉しむ♪

ヨットを自作し帆走♪
中古ヨットを買って直しながら帆走♪
多岐にわたる知識が必要ですがマダマダ

茶墨 青墨・・・・

2013年03月15日 | Weblog
2013 夢見月 15日

先日 久しぶりにのほんびりと
直勝筆さんに行った

いつも 行っても用事が済むとそそくさと帰るのに
色々品物見たりしていたら

茶墨
ちゃぼく

と云うのが目に止まった

青墨
せいぼく

と云うのは ふたつや文具でも売っているが

茶墨

は 初めて目にした

大体 売って入るものの
青墨

がそもそも何なのか知らない・・・・・



青墨

の筆ペンも売っている

この青墨筆ペンをふたつや文具に並べた理由は
僕が絵を描いたり
字を書いたり
手紙を書くときに
薄墨の弔事用筆ペンを使っているのだけど 水に滲むんですよね~

と、ペンテルのセールスマンに言ったら

それなら 青墨がよい

青墨は耐水性がある
顔料系のインクなのかな

と、勝手に思っていた

ふたつや文具にある青墨は
紙に包まれた いびつな形の墨です

普通の墨は真四角ですので
かなり 違和感があります



そこで 茶墨って??

とうかがうと

見本帳を出して説明してくれたのだが・・・・

写真を撮ってくれば良かったですね


普通の墨は
すずりに向かい
少量の水をいれ
硯に墨をしこしこと擦りつける


その時に 涙で水の量が増えたら濃くすれない
その時に 急いで字を書こうとすると濃くすれない

濃くすれない と云うことは
薄い文字になる

この 薄い文字は
灰色

お葬式の時に字を書こうと
硯に向かっても
上記の二点が理由で
灰色の墨しかすれないので

お香典の文字は
薄墨 灰色で書く

反対に お祝いは
おめでとう

の気持ちをシッカリこめて硯に向かうので
濃く はっきりと記名する

日本の文化は
ちゃんと理由があるから 覚えられる

これは 迷信 占いではなく

人々の生活そのものです




青墨

これは 薄くすると 灰色にならず
チョット 青みがかったグレーになる


墨汁もある

このときは 好きな濃さ
必要な濃度に 薄めると

黒から
徐々に 青みがかった色に変化する


茶僕は・・・・・

同様に 茶色 と云うより
レンガ色のような 赤に変化していく





これを 何故 赤墨 朱墨 といわないか・・・・

当然 朱墨 と云うのは
書道の先生が 
手直しするときに使う

だから 名前を変える必要があったのかな~




この墨によって
水墨画に色が生じる

そういえば
円山応挙さんの本読んだことがあるな~

水墨画
ではなく 色付けした絵が多く残されていますが



これは 紙の色で茶色く見えるのでしょうか?



誰の作品か存じませんが・・・・
効果的に 茶墨を使っていますね






そして これは青墨でしょうか?




水墨画の世界は奥が深く
名人の手によると
墨に 色が見える!!!!

無彩色 の世界に
ほんのりと 色が見える

これは 目の錯覚で
技法の一つだと勝手に僕は思っていたのですが

この墨を使うとほんのりと色が出るのですね

母校
東洋美術学校
では 最近水墨画科
も出来た
と、聞きましたが
これも また 大変そうですね

だって

一発勝負で
色が決まる

濃淡だけで 色が決まる

絵の具の溶き皿の上で色が確認できる絵の具とまったく違う

半紙の上での滲み方でも
色 濃淡が変わり
隣の色との変化が出る

う~ん
考えただけでも 何枚書けば
気に入った絵が描けるのか?

果たして 筆を洗ったアト
同じ絵

といって
かけるものではないでしょうね



お~っと

久しぶりに 文房具屋さんッポイこと書いちゃった♪




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« こんくらべ・・・・ | トップ | 客船 船旅 良いな~ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事