ファーマータナカの今日の言の葉「山門不幸」。
この寺は、ネタ切れになると、時折訪れてみる。
街中に有りながら、四季折々の風情が有り、世俗の実相を写す言の葉がある。
寺には似つかわしくない、真新しい札が立っていた。
<山門不幸>
その寺の住職の死。また、それを知らせる言葉。(大辞林)
高僧でさえ現世に留まる事能わず、況や俗人においてをや。
仏教では「化を遷す」と解釈して、遷化(せんげ)というらしい。
この娑婆世界における教化を終えて、他の国土世界にその教化を遷移させると解釈する。
あの世でも教え続ける僧がいる一方で、言わずもがな、教えられても永久に学ばない輩がいる。