FARCAだより

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食農協働ネット報告②第2部

2008-07-08 12:33:16 | Weblog
第2部の時事食談は、
今回の交流会を多いに盛り上げてくださった第1部の古野さんに続き、第2部の食談義者は、心臓が止まったことのある、自他共に認めるメタボリック症候群の徳野教授、飛行機でエコノミー症候群になりICUに入った古野久美子さん、そして昨年肺ガンになったモクモク手づくりファームの吉田修氏という3名が食べ物と食についてとにかく話の上手な3人から健康と食について話をしていただきました。

サブタイトルを-カモとサギの戦い-と命名。これは食談者である熊本大学の徳野貞雄氏の発案です。
カモはもちろん「アイガモ家族」古野久美子さん、そしてサギは「愛ある詐欺(サギ)師」と徳野先生が命名した吉田修専務です。

徳野先生からは、自身の経験談というよりも最近起こった秋葉原の事件が題材に上りました。事件の前に彼が何を考えていたかではなく「誰と」食事をしていたかを考える。おそらくたった一人で食事をしていただろうと。もし誰かが彼に声をかけ、一緒に食事をしていたら事件は変わっていたかもしれない。「食」そのものも大切だが、「食べごと」(食の周り起こるすべての要素)も大切なことだということを感じました。

吉田専務からは自分がガンになり、健康ではない身体になってはじめて自分たちが作っているモノはほとんど食べられなかった、という気づきから生まれたこれからの食のあり方への考えと今後の挑戦について語られました。今まで築き上げてきたもの否定する勇気、躓いてもタダでは転ばない危機をチャンスにする強さを感じました。

そして古野久美子さんからは、ご自身の経験とお母様の病気から、どれだけ身体に良いもの(古野家は自分たちで作ったものがほとんど食卓に並びます)なものを食べていても、病気になる。食よりも強いものは病気にならないと思う強い「心」だと学びました。

食は人間のすべてを造り上げるものです。
その根源となるものを少なからず商品として扱うレストラン、商品として買い求める私たちができること、レストランができる提案、この時事食談に中にはたくさんのヒントがあったと思います。

事務局O

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