FARCAだより

活動・イベントの情報をお知らせしています

食農協働ネット報告③懇親会

2008-07-08 18:07:59 | Weblog
第3部は今回の会場、FARCAの本部でもあり、焼肉料理屋でもあるきたやま南山の「はなれ」での懇親会です。
料理は古野さんのアイガモを使った料理をFARCAメンバーでビュッフェレストランを世に知らしめた福岡グラノ24Kのスタッフである鶴田さんが担当し、日本短角牛は、京都で唯一一頭仕入れをされている南山さん、京野菜の料理は京都で圧倒的な人気を誇る文蛾さんの力を借りました。

またはなれの入口には、今回の参加者さんの中で希望を募り、ミニショップ(直売スペース)を設け、自慢の品々を紹介する場所をつくりました。この商品の販売にはFARCAコインという地域通貨を利用しました。FARCAコインで商品やドリンクを求めてもらいつつ、賑やかで楽しい雰囲気で懇親会を終えることができました。

FARCAができることは小さなことかもしれませんが、ちょっとづつちょっとづつ歩いていけるチームでありたいな、と感じます。

事務局O

食農協働ネット報告②第2部

2008-07-08 12:33:16 | Weblog
第2部の時事食談は、
今回の交流会を多いに盛り上げてくださった第1部の古野さんに続き、第2部の食談義者は、心臓が止まったことのある、自他共に認めるメタボリック症候群の徳野教授、飛行機でエコノミー症候群になりICUに入った古野久美子さん、そして昨年肺ガンになったモクモク手づくりファームの吉田修氏という3名が食べ物と食についてとにかく話の上手な3人から健康と食について話をしていただきました。

サブタイトルを-カモとサギの戦い-と命名。これは食談者である熊本大学の徳野貞雄氏の発案です。
カモはもちろん「アイガモ家族」古野久美子さん、そしてサギは「愛ある詐欺(サギ)師」と徳野先生が命名した吉田修専務です。

徳野先生からは、自身の経験談というよりも最近起こった秋葉原の事件が題材に上りました。事件の前に彼が何を考えていたかではなく「誰と」食事をしていたかを考える。おそらくたった一人で食事をしていただろうと。もし誰かが彼に声をかけ、一緒に食事をしていたら事件は変わっていたかもしれない。「食」そのものも大切だが、「食べごと」(食の周り起こるすべての要素)も大切なことだということを感じました。

吉田専務からは自分がガンになり、健康ではない身体になってはじめて自分たちが作っているモノはほとんど食べられなかった、という気づきから生まれたこれからの食のあり方への考えと今後の挑戦について語られました。今まで築き上げてきたもの否定する勇気、躓いてもタダでは転ばない危機をチャンスにする強さを感じました。

そして古野久美子さんからは、ご自身の経験とお母様の病気から、どれだけ身体に良いもの(古野家は自分たちで作ったものがほとんど食卓に並びます)なものを食べていても、病気になる。食よりも強いものは病気にならないと思う強い「心」だと学びました。

食は人間のすべてを造り上げるものです。
その根源となるものを少なからず商品として扱うレストラン、商品として買い求める私たちができること、レストランができる提案、この時事食談に中にはたくさんのヒントがあったと思います。

事務局O

食農協働ネット報告①第1部

2008-07-08 11:59:57 | Weblog
食農協働ネット交流会は「食と農」に関わるすべての人たちと語り、笑い、勉強しながらより良い繋がりを作りたいと昨年から開催しています。
6月はFARCAがFARCAとして歩き始めた発足月でもあり、今回はFARCAの本部をもう一ど参加者に見てほしいという気持ちをこめて京都で開催をしました。

FARCAの生産者を応援したい、という気持ちはあれど、なかなか生産者さんが潤う仕組みをつくりあげられないことにも葛藤のある私たち。今回は生産者さんの気持ちをもっと知らなければ、ということで第1部の講演はアイガモ水稲同時稲作の古野隆雄さん(本当に世界中で活躍していてダボス会議にも参加しているんですよ!)にお願いをしました。ちょうど田植えの大変忙しい時に、奥さんの久美子さんと2人でいらしてくれましたことは感謝感激でした。

古野さんのお米作りやアイガモに賭ける思い、新しい乾田直播方法(なんと米と小麦を一緒に植えてしまおうという面白い挑戦)のお話、全てが一度きりしかない人生を一人の人間としてどのように生きていくかを伝えてくださった気がします。

そして古野さんを支え、同じ目線で共に歩む久美子さんのお互いを尊敬しあえるパートナーの大切さを感じました。一人の女性としてとても尊敬できる方でした!

事務局O