ファミリー メンタル クリニック

児童精神医学,サッカー,時にテレビや映画、Macのネタ。
要するにひとりごと・・・

リスペクトする態度に乏しいソチ五輪放送 

2014年02月15日 | サッカー
予想通りテレビはパンとサーカス主義だ。
オリンピック放送はまさにサーカス サーカス サーカス.
そして金メダルを目指す選手に対してガンバレニッポン! の大声援。
放送はオリンピックでの日本代表選手だけしか眼中にない様な。

日本人選手、今大会初のメダル。
若い選手がスノボで銀メダル銅メダルを獲得した!健闘!それを讃える。
メダルを取った演技が24時間で何回出てくるだろうか?

分かった、日本人選手が銀メダルを獲得したのは。
でも、この演技が2位なら1位って、どんだけ~ と思うのが人情。

もしもNHKをはじめテレビ局が、スポーツ選手にリスペクトする姿勢があるのなら、
日本人選手の映像だけでなく、1位の選手や、順位は上位でなかったが、
すばらしい演技をした選手の映像を映して欲しい。

特に、ボクらのように南国でウィンタースポーツは実質見ることが無い場合は。
(じゃ、リアルタイムでずっとオリンピックを見ていたら良いじゃないかと言われそうだけど.)

札幌オリンピックの頃は、冬季オリンピックを広めるために日本人選手だけでなく
数多くの外国人選手の映像を見ていたような気がする。(あくまでも数10年前の記憶だけど)

話を転じてサッカー.
サッカーでは、日本人選手が映らないけど、スポーツニュースですごい!シュートなどが放映される。
日本人選手だけでなく、外国人選手のプレイを子どもの頃から見て、自分も!
と頑張って行くのだ。

仮にワールドカップ、日本が負けてもワールドクラスのプレイを見たいので、
ベスト8からは超早寝超早起き体制でテレビ観戦をしている。
日本が勝った負けたとかを超えて観戦するのだ。
それがサッカーの素晴らしさだ。
日本、日本人だけを声援しているのではない俺は。

今、ソチオリンピックの放送を見ているとスポーツの報道というよりも
オリンピックとはメダルを取るためにあり、メダルを取れない選手は無価値であるかのような
演出で作られているように思えるのだ。

そのような放送が続く限り、先程のワールドカップサッカーを観戦しているフットボールファンのメンタリティは
生まれない。
日本人選手が出るなあ、じゃ見てやるかヒマだし.
げ、金メダル取れると言ってたのにダメじゃん・・・みたいなテレビプロデューサーみたいな視点になってしまうわないか気になる。
特に今問題となっているNHK含め。


メダルを取れなかった私は・・・・
国民の期待を裏切って、コーチ陣の期待を裏切って・・・・と抑うつ的となっているような表情をアップで映し出す。
この放送を垂れ流すクルーはサディストか! と嫌な気持ちが湧いてくる。
こんな若い選手を潰すような残酷な。
テレビ局のクルーの君たちが15歳の時17歳のとき何をしていた?

競技のすばらしさ、オリンピックのすばらしさを伝えるのなら、
メダルをとれなかった彼女たちの表情を映し出すのでなく、
メダルをとった外国選手の演技をどんどん放送して欲しい。
スポーツにリスペクトする気持ちがあるのなら。
日本人であるとか、外国人であるとか関係ない。
世界からきたアスリートを声援するのがリスペクトする姿勢だろう。


まだまだ日本のスポーツジャーナリストのレベルが上がらないとため息をつく日々が続く。

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