ファミリー メンタル クリニック

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沖縄県全国学力テスト毎年最下位の陰で

2014年02月14日 | 児童精神医学
LD単独の子は受診が少ないが、併存症としてLDを有する子は、予想よりも多い。

単にLDだけが目立つ子は教育的な問題でクリニックに来ないだけだったかも知れない。
しかし、今年になって新患児童でLDの症状を有する子が多い。

それも下手すると中学生になって。
小学低学年で学校の勉強がうまく馴染めてないのだが、教師はLDとは疑ってないようだ。
教師は大体毎年担任を替わる。

3年生あたりから、学校の勉強は難しくなる。
4年生5年生で勉強の遅れでクリニックを受診するようにすすめられたと、来院する子が増えて来た。

外来で聞いた話からモーソーすると、勉強が出来ない子が全国学力テストの前年にスクリーニングされるようなテストが行われているようだ。
モーソーすると、そこで教師が指導しても成績が上がらない子を、全国学力テスト前に受診させるようなムーブメントがあるのでは?

仮に100歩譲ってLDと診断したとしよう。
でも、勉強を教えるのは教師だ。
診察した医師でも、病院のスタッフでもない。

LDについては小学校1年生で大凡検討がつくと思う。

教師が教師としての実力を、腕を上げようと思うのなら、
LD児童が十分に理解出来るような教育指導をしていけるなら、沖縄県の学力テストも最下位から、
ワースト5位くらいまで飛躍的に上昇することだろう。

決して家庭学習の少ない点が、最下位の原因ではないと思うのだ。

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