ファミリー メンタル クリニック

児童精神医学,サッカー,時にテレビや映画、Macのネタ。
要するにひとりごと・・・

卓球

2005年01月26日 | 児童精神医学
クリニックではデイケアを併設してる。子どもが対象で、「心因性の不登校」と教育関係者が言うような子が参加することもある。ADHDの子などは昔はsoft neurological sign と言われる不器用さを症状として持つと診断基準にあった。
要するに神経のインプットと筋肉系へのアウトプットがうまくいかない=感覚統合の障害といったことになるのか。
で、何が言いたいかというとクリニックにある卓球台で最初はサーブも出来なかった子が、そのうち大人がレシーブ出来ないような球を打ってくるようになる。協調運動が上手になった証拠だ。
学校の先生もADHDの子にどう対応したらいいでしょうかと電話をする前に子どもと一緒にゲームをしたり、卓球をしたり、縄跳びをしたり、この子の目線で見てくれると難しい話し抜きに理解しやすいと思うが。
(ゆとり教育の歪みで教師にゆとりがないという逆説があるようだけどね。)

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2 Comments

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はじめまして (yopi01)
2005-02-02 20:46:53
こんにちは

感覚統合のリハビリをうけている

アスペルガーと診断された

4歳になる娘のハハです。



>この子の目線で見てくれると

本当にそうですよね。

自分は教育のプロ、という人に限って

訳わかんない事いったりしますから…

まずは乳児検診で

もっとスキンシップをとか

言う人にスキルアップしてほしかったデス~
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まなざし (なかまた)
2005-02-06 07:35:35
そんなに難しい話ではないのですが,子どもの目線でものを考える。ちょっとした想像力を使えばこの子たちが困っていることはある程度分かりますよね。

逆にアスペルガー系の子は,その想像力が少し足りないので,こんな行動をしてしまう・・・と補足して想像力をはたらかせるといいのですが・・・

口で言うのは簡単ですが,実際は大変なことですね。
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