家庭医療学について

家庭医療学周辺,教育の話題とWONCA(世界家庭医療学会)やSTFMなどの学会の参加記を少し。

個人の自由(権利)と公共の利益

2005-08-30 09:07:42 | 教育 卒後研修
こりゃなんのこっちゃ、と思いました。

【こぼれ話】脚がきれいでなければミニスカート禁止=ハンガリー2005年 8月28日 (日) 01:42

ここにさらに詳しい規制内容が

本文を読んで見ると市役所の職員のみ。とのこと。それならサービス業なのである程度顧客に不快感を与えない仕事をするという意味で、規制も可能かも知れません。それでも残る疑問。誰が「足がきれい、きれいでない」を判断するのか。

関係ないようですが、医学部の学生実習に出る前に最近は髪を脱色や染めている人は黒く染め直し、ピアスだめ、等々の条件をクリアしないと実習に出してもらえない、もしくはそのまま実習に出た場合は自動的に評点が2割減(8掛け)になるといった医学部もあるという話です。

某研修病院の面接でも、大変魅力的な書類、成績、面接内容であったにもかかわらず履物がミュール(かかとのない靴)のために採用対象からはずされた人もいます。

うちの院長も常々「研修医の格好は汚い。何とかしろ」と言っております。

医療もサービス業。個人の服装の自由はどこまで許され、何を規制されるべきか。意外と他人事ではないんです。

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2 コメント

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TBありがとうございます (お疲れ)
2005-08-30 11:18:12
 必然的に主観的な要素が入り込む部分に対し、外野から規制うぃかけるには、若干その枠を広めにせざるをえないような感じです。細部を詰めていくと、個別対応的となり、結局事例の集積に因らざるをえなくなるように感じています。



 外見を判断するのに、外見だけでなく、その外見が存在する状況、環境、時代、文化(だんだん、おおげさになってきたかな?)いろいろなものが関与しています。

 そこに居合わせる人の中で、コンセンサスを得るべく、自由な雰囲気で話し合いが行われるといいですね。
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制服 (きせ)
2005-08-30 20:11:16
私もかつて採用試験を受ける際に髪を黒く染め直したクチですが…最近は意外と開き直っていたりします。

集団生活の中で服装を規制することがどれだけ有用なのか、いつも考えてしまいます。仕事、特にサービス業では顧客の目というものがあり、ある程度の規制は仕方がないと思っていますが、学校の制服については本当に悩みます(いまさら悩むなって?)。生徒たちが学業に専念できるように、非行(何となく不愉快な言葉ですが)防止のため、集団生活のルールを自覚させるため…色々な理由はあるでしょうが、それじゃあ制服を私服に替えたら成績が下がるのか、非行が増えるのか、と言われると、ちょっと想像がつきません。ひょっとしたら事例とかあるんでしょうか。
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