家庭医療学について

家庭医療学周辺,教育の話題とWONCA(世界家庭医療学会)やSTFMなどの学会の参加記を少し。

相撲疑惑と統計

2007-04-02 21:25:29 | 家庭医療 かかりつけ医
古い話ではあるが,以下の新聞記事

http://www.yomiuri.co.jp/sports/sumo/news/20070124ie25.htm

週刊誌の八百長疑惑報道、協会が力士の事情聴取開始
 大相撲の横綱朝青龍を巡り、一部週刊誌が八百長疑惑を報じたことを受け、日本相撲協会が実名を挙げられた力士に対し、事情聴取を始めた。


 聴取は協会の顧問弁護士が同席して行われており、これまでに疑惑を認めた力士はいない。相撲協会は聴取の結果などを踏まえて対応を決める。

(2007年1月24日19時58分 読売新聞)
-------------引用終わり--------------
誰も八百長を認めることはないと思うが,統計的には相撲の世界に八百長が存在することがかなり真実味を持って以下の本で示唆されている.

ヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する

全体的に見れば強い力士が勝つ確率が高い傾向にあるのだが,片方が7勝7敗(つまり後1試合で勝ち越しか負け越しか決まる試合)で臨む試合に限定すると,その番付(強さの順)では説明できないほど,7勝7敗の力士の勝率が高いのだ.

この本とってもおもしろいので是非皆さん読んでみて下さい.
このような例がたくさん紹介されています.


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