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西部農林振興センター 県央事務所 林業普及第一課・第二課 からの情報提供

vol.8 はじめの一歩!~「島根版 提案型集約化施業」は県央地域から~

2009年06月15日 | 研修
 「提案型集約化施業」は、近接する複数の森林を集約し1つの団地として取りまとめ、必要な管理について具体的な施業プランや見積書をもって森林所有者に提案していくのが特徴です。京都の日吉町森林組合の取り組みが有名ですが、最近では全国的にこういった取り組みがみられるようになってきました。大田市森林組合では昨年度、1名の職員が京都府の日吉町森林組合で開催された「提案型集約化施業プランナー研修」に参加しており、提案型集約化施業への気運は高まりつつあります。森林組合全体としても積極的に取り組んでいくために、今回、研修会を開催することになりました。



 研修では、提案型集約化施業の必要性、進め方、施業提案書の作成や、これらを中心となって進めていくプランナーの役割や育成について、県央事務所から説明しました。そして、同じ県央事務所管内で2年前から取り組んでいる邑智郡森林組合の事例について触れ、ゆっくりながらも着実に前進していることを紹介しました。
 その後の意見交換会では、大田市の森林のうち提案型集約化施業が進められる地域や、集約化した団地に作業道を開設した場合の費用負担方法など、この取り組みを進めていくうえで想定される課題や問題点についても話合いました。
 最後に、森林組合の課長からは「職員全員がプランナーになるぐらいの気持ちで!」という心強い言葉を頂きました。とにかく動き出さないと何も始まりません。できることから少しづつ、まずは第一歩を踏み出そうということで研修会を終わりました。
 今回の研修会をきっかけに、大田市、邑智郡の両森林組合が情報交換しながら、また切磋琢磨しながら、互いに高め合っていくことを期待します。もちろんそのためには、林業普及グループも一体となってサポートしていくつもりです。
 『島根版 提案型集約化施業』は県央地域から!記念すべき第一歩となりました。

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