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西部農林振興センター 県央事務所 林業普及第一課・第二課 からの情報提供

vol.47 大田市林友会活動 ~ヨロイマツとケヤキの接ぎ木作業~

2010年02月26日 | 林研G
 林業研究グループである大田市林友会は、地域林業の健全な発展を図るため、様々な活動をしておられます。中でも特に力をいれているのが、「ヨロイマツ」の遺伝子保存と普及の取組です。
 前年度の様子はこちら

 今年度はヨロイマツに加え、「赤ケヤキ」の接ぎ木作業も行なわれました。
 赤ケヤキとはケヤキの材質変異の呼び方の1つで、赤みを帯びた心材が特徴です(普通のケヤキは黄褐色)。材は加工性が良く狂いが少ないため銘木として扱われています。



 挿し穂として使用するヨロイマツと赤ケヤキ。


 
 接ぎ木の台木となる普通のケヤキ。



 台木は植えておいた方が作業がしやすいため、
 まず最初に苗畑へ植栽する作業を実施。



 接ぎ木の基本的な方法はマツの場合と同様ですが、
 台木の端の方に切れ込みを入れ、形成層を合わせるようにして差し込むのが
 ポイントだそうです。



 テープを巻き付け固定して完成。






 ヨロイマツ50本、赤ケヤキ50本の接ぎ木作業が完了。
 ヨロイマツの方には寒冷紗をかけて保護しておきます。

 活着率が向上することを期待しています。

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