やっと終わったゲイ合コン

　短く終わらせようと思っていた合コン話ですが、だらだらと長くなってしまいました。今回でこのお話は終わりにしようと思っているので、もうちょっとだけお付き合い下さいね！

　限定スイカやらネクタイをしっかりもらいいよいよ、飲み会も佳境に入ってきました。

　佐賀県人フェラーリＫ氏が
　「これ、俺の携帯番号とアドレスだから」と小さな紙をくれました。
　「あ、どうも・・・」

　決して自分から僕の携帯番号とアドレスを聞かない佐賀県人フェラーリＫ氏。
　大人の余裕ってやつでしょうか？それとも変に場慣れしてるだけ？

　それを見ていた東京都出身オネエＪさんは
　「ケンタロウ君は携帯、ドコモなんだぁ」
　「ええ。」
　「赤外線通信で番号交換してもらえないかなぁ」

　既に赤外線通信モードでスタンバイ完了している東京都出身オネエＪさん。
　さすがにココまでスタンバられたら嫌とは言えず、赤外線でデータを飛ばしました。

　「ありがと～」
　
　「俺もドコモだから、いいかな？」と歯科医愛知県人Ｓ氏。　
　「はいはい、どうぞ」
　ココまで来ればもうやけっぱちで赤外線を飛ばしまくります

　「それじゃ、そろそろお開きにしますか！」とＩ君。

　ふ～っ、やっと開放される・・・

　駅までの道すがら、ガタイのいい３人に囲まれて歩く自分はさながら、ＳＰに守られている要人のよう・・・。

　３人とも僕より背が高く、佐賀県人フェラーリＫ氏と東京都出身オネエＪさんは１８０㎝以上ありとても怖い。

　駅まで見送ってくれ、改札で

　「今日はありがとうございました」と僕。

　「いえいえ、僕たちも楽しかったよ！また今度一緒に飲もうね」
　と言ってくださり、しました。

　帰りの電車の中で・・・。

　ひっきりなしにメールの着信を告げるバイブがブルブルと震えます。

　一番先にメールを送ってきたのは、僕が唯一アドレスを教えなかった佐賀県人フェラーリＫ氏。

　しっとるやんけ～

　お三人からのは、今度２人で遊びに行きましょうというお誘いのメールでした。

　何？僕って、結構イケてるモテ男？などと勘違いしてしまうバカな僕です

　しかしながらこんな疲れる飲み会、もう当分いいです・・・。