わんこのアトピーのことをブログに書いたらたくさんのメールが来た。
青島は時間が取れないためこちらに詳細を載せることにした。
わんこのアトピーは離乳の時が原因と考えている。離乳の時は母乳以外の消化ができない。その時に消化できる母乳に近い食事から始めているとアトピーは起こっていない。生後3週間(母親が子犬を離すそぶりを見せた頃)、離乳を始め、最初はお粥を与え、次の日の排便を観察し、正常だったら2回おかゆを与え、同じ状態の便であれば、4日目から水煮したササミを細かく砕いて加える。この時、もちろん母犬の母乳も飲んでいる…この後3週間かけてドライフードを食べることができるように少しずつ食品を増やしていくのだが、
今、アトピーになってしまっていたらどうするか?
腸で便が作られるときに多くの毒素をその中に含め排泄されていれば皮膚には出ないが、正常に毒素が排泄されず、排泄されなかった毒素が皮膚に出てしまう症状のことをアトピーと言うらしい。そこで、まずは、腸の中にあるヒダ(絨毛)まできれいにする。1日わんこを絶食し、‘本葛’を食べさせ、ヒダについている汚れを取る。腸の全玉菌を増やすため天彌サラサを飲ませる。
葛には何種類もあって購入する場合、原材料を確認して‘葛100%’の物にする。ジャガイモの葛を食べると逆に腸を汚すので、アトピーはひどくなる。
その後は離乳と一緒でおかゆを煮て与える。年齢換算数×現在の体重換算数で量を決める。
*年齢換算数
生後5ヶ月以内『2.0』 生後11ヶ月以内『1.5』 2歳未満『1.2』 6歳未満『1.0』 6歳以上『0.8』
*体重換算数
15kg『1.36』17kg『1.49』19kg『1.62』21kg『1.74』23kg『1.87』24kg『1.93』25kg『1.99』26kg『2.05』27kg『2.11』28kg『2.16』29kg『2.22』30kg『2.28』35kg『2.56』40kg『2.83』45kg『3.09』50kg『3.34』55kg『3.59』60kg『3.83』65kg『4.07』70kg『4.30』
たとえば2歳の50kgの子であれば、葛は、1.2×3.34×大匙1杯=4.008杯の葛を水200ccで掻き混ぜながら透明になるまで弱火で煮て、少し肉汁を入れ匂いをつけ、与える。向こう側が透き通るくらい煮るには、約1時間位かかる。煮足りないと腸壁を傷つけるので、根性でかき回す。今までの食事回数が2回、3回であっても1回でこの量を与える。
耳の中の赤みがひどく、肉球も腫れ上がっている場合は、2日目も葛のみにする。
その間、水は飲みたいだけ飲めるようにする。
3日目は、離乳のときと同じようにお粥を作る。量は1日150g×年齢換算数×体重換算数のご飯を用意して、水で煮るだけ。白米は玄米より腸を汚すと言われているのでできれば玄米のほうが良い。4日目は、(玄米150g、大根30g、人参25g、蒟蒻50g、塩抜き煮干50g、乾燥わかめ5g、すりごま7g、黄な粉10g、ゴマ油5g)×年齢換算数×体重換算数で量を出し、ジューサーで粉砕してから全部鍋に入れて20分煮て出来上がり。(かなり量が多いのでびっくり)この食事を朝は全体量の2/3夜は1/3の割合で分けて2回で与えます。冷めてから与えます。5日目も同じです。今まで赤かったところが引いてきたら6日目には、生鮭50g、牛肉50g、鶏肉50g、羊肉50g、馬肉50g、かぼちゃ30g、ブロッコリー30g、はと麦80g、キャベツ20gなどの中から1~2品選んで4日目の食事の中にプラスする。2週間以内に1度赤味が引いて再度赤味が出たら好転反応の可能性があるので、そのまま同じ食事でかまわないが、いつまでも赤いところが引かない場合は、再度葛の日を1~2日行う。個人差もあるので相談はエリン舎相談窓口まで~