活貝焼屋台専門店「和光」

実は私赤提灯の店なんか結構好き。なんかあのほわ～んと赤い灯りは人をひきつける不思議な力があるような気がします。以前からずっと気になっていた、茅場町の屋台のお店に行ってきました。そこはとても不思議な店で…カラカラと引き戸を開けると中に屋台があって、とにかくいつも賑わっているんです。何度か入ろうと試みたけど入り口には「会員制」って小さくマジックで書いてあって、いつもいっぱい。ず～っと気になってたんです。
今回初めて行ったのですが、ひとたび貝を食べると「まるで都内なのに砂浜で磯焼きやってる気分になれる店」という感じ。ちょっと大げさかな？店内奥は思っていたより広く、中はとってもレトロな昭和の雰囲気です。（ていうか古い民家っぽいです）
サービスも個性的で、ビールやドリンクはセルフサービス。生ビールサーバーのところから自分で注いできます。料金はサーバー横のさい銭箱（←と店主が言っていた）の中に500円入れます。他のドリンクも同じくセルフ。
メニューは貝類をメインにした浜焼き系のものと、お食事メニューなど。今回は初心者らしく、貝のコース（2,000円）にしてみました。さて、その内容は…

◆お通し
ホタテの貝が皿になってくるところがなんともいえないです。この皿はこの後取り皿として使用します。この日は石垣貝っぽかったです。

◆さざえ焼き
そのままでももちろん美味しい！味付けは一切していないのに、海の塩の味がする。しょうゆをちょっとつけても美味です。

◆亀の手
見た目が亀の手に似ているフジツボの仲間です。長細いところの中に黒いチューブみたいなのが入っていて、そこを食べるのです。ちょっと見た目グロいですけどね…。味は旨みぎっしりで最高ですよ。

◆大アサリ
本名をウチムラサキと言うそうで、貝の内側が紫色がかっているのが由来。見た目アサリとそっくり！でもサイズは10センチくらいの大きな貝です。身は噛みごたえがあり、味は結構凝縮している感じです。

◆床伏
普通～に焼いて、身に肝をつけながらいただきます。酒好きにはたまりません。

◆蛤
定番の焼蛤。まるで海水のような香りの汁まで美味しくいただけます。

◆平貝
超～巨大な平貝（たいらぎ）を焼いたもの。おそらく貝のサイズは20センチくらいあったような気がします。肝もたっぷりでおいしい。バター焼きとかも合いそう。

◆ムール貝
やや小ぶりなムール貝でしたけど、味はしっかりしていて美味しかったです。


一日にこんなに貝ばっかり食べたの初めてかも。なんだかパワー出そう…。お店の壁面に張り紙がありました。「高い貝を安く食ってもらう親切で感じ悪い屋台です」と。このセンスが好き。周りのお客さんとみんなでおしゃべりしながら飲んだりするアットホームなお店の雰囲気といい、味といいかなり気に入ったのでまた訪れたいと思います。


■活貝焼屋台専門店「和光」
東京都中央区日本橋茅場町2－2－5
営業時間：目標18時だそうです
http://www.yatai-wako.jp/



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