25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

COP25

2019年12月08日 | 社会・経済・政治
 現在スペインで国連会議COP25が開催中である。北京やニューデリーl、ロンドンなぢに大気汚染の再現施設で大気を実感することもできる。
現在、近年の気温の上昇は実感的に感じる。紀州の海の魚も変化している。脂のあるアジ、サバ、イワシがいなくなり、サンマにいたってはそもそも獲れなくなった。
 あと気温が平均的に一度上がれば、海水温も上昇し、北極圏の風の変化も気持ちが悪い。バタフライエフェクトも北極圏内全体の変化となると、蝶々どころではない。巨大な台風、カラカラの干魃、局所的大豪雨がさらに大きなものになると予想されている。尾鷲も近年は台風の道から外れるようになった。今年は東京方面に台風が上陸したものだから、余計に気候変動を思ったのだった。
 この気候変動に敏感に感じているのはヨーロッパの先進国の若者である。若者と言っても十代である。もちろん20代もいる。中国、インドを代表する戦後の後発国は排気ガスを出しまくる。日本もヨーロッパも出しまくった時期があった。鼻毛がドンドン伸びたのはぼくが東京にでた時だった。光化学スモッグの測定計まで渋谷駅前広場設置されていた。中国やインドに排気ガスを出すな、と言っても、あんたたちも出してきたではないか、とやり返されたら物は言いにくくなる。問題はもうそんな論争の次元ではないのだ。日本の高校生やヨーロッパの高校生たちもどんな論争とは違うところにあって、地球の生き死に、われわれ人間の暮らしの崩壊が迫っていることを訴えているのだ。アメリカ、オーストラリアの森林火事はなんだ。
 中国も、インドも公害をなくしていく方向には向かうだろう。だから電気自動車開発に力を入れている。
 それでも一度の上昇を止められるとは思えない。Co2を吸収する森林とCo2を出す量は1:2くらいで出す量の方が圧倒的に多い。
 Cop25。どう宣言するのか。そして各国は何をするのか。
原発賛成するものたちに逆手に取られぬよう、この愚かさにも注意、注意。