25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

謎は延々と続く

2017年03月10日 | 社会・経済・政治

 現在の「生長の家」はエコロジー左翼のようであるが、始祖、谷口雅春が存命の時は、政治活動を行っていた。生長の家の学生運動家。ここに安東巌がいる。次に入ってきたのが、日本青年協議会を作る椛島有三であり、衛藤晟一(内閣総理大臣補佐官)、日本政策研究センターの伊藤哲夫(安部内閣のシンクタンク)である。

 生長の家は谷口雅春の死後、現在の生長の家と生活長の家原理主義に分かれた。森友学園の籠池夫妻も、稲田朋美夫妻も成長の家信者であり、稲田の夫は森友学園の弁護士をやっていたこともあきらかになっている。

  思想信条は自由である。ぼくも、稲田が何教を信じようがかまわない。

 ところが「森友学園」問題となると、生長の家の信者がなんだか繋がってくるのだ。そして、この成長の家の若きメンバーだった人たちが、現在の日本会議の事務局をし、政策を諫言している。

  籠池元理事長が一方的に主張する内容は日本会議のホームページや神道政治連盟のホームページを見ればわかる。

  愛国心ビジネスも幼児まで巻き込もうとするのではもうだめだ。いくら崇高な理念を成長の家や日本会議はもっていたとしても、そのつながりを行政に使うなどというのは言語道断である。もしもぼくのような人脈のないものが小学校を作るのに、こんなに早く物事が進むとは思えない。

 教育勅語とは最終的に、天皇のために死ぬことも辞さないと言葉で刷り込むものだ。「教育勅語のどこが悪い?」と籠池元理事長は言うけれど、ちょっとは歴史の勉強もしたほうがよい。

 愛国心と幼児教育は次元が違う。愛国心は教え込むものではない。よい政治学を行い、経済生活でも飢えることはなく、ああ、この国はいいなあ、と自然に出てくる心情である。

 だから籠池元理事長のいうことは胡散臭いのだ。ちゃんと手続きをふめばいいのだ。それを、契約書3通をつくったり、経歴を詐称したり、補助金交付に嘘申請ぢたり、有名人の名前を無許可で広告に使ったりするからいけないのだ。

 このところ謎の事件が続くので、国民もイラついているのではないかと思う。そんなとき、朴大統領が弾劾となる。金正男の息子がアメリカに匿われたという。

 謎は豊洲から始まり、延々と続いている。