25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

結構面白い仕事

2015年10月20日 | 日記

 ふと、お前のエネルギーを使え、という縁がある。今日、土地家屋の売り手側の内紛を収めて相続登記に至るまでの整えをしてほしいという依頼があった。僕の得意の分野と言ってもいい。

 なるほど、それは凄まじくこじれて、仲違いや恨みまでもあって、厄介そうに見えるが、僕の方から見れば、なにも厄介なことはない。東京に行ったり、大阪にいかなければいけないが、そんな経費はもらえばいいだけである。

 なぜ当の本人たちができないか、などと考えてもしかたがない。事実と流れを述べて、謝礼をするだけである。

 こういう要望が、僕の場合、ままある。そして無事に全部解決してきた。

 この前も、600坪もある元民宿を売れる状態にしてもらえないか、という相談があった。そうですか。なんでもしますよ、と言って、軽く引き受ける。

 不思議なものだ。こんなところを買ってどうするのだ、と思うものでも、売れていく。じ自分でコツコツと修理していくという人が出てくる。インターネットのなせる業である。情報が届くことが肝心で、世にはいろいろな人がいるということだ。この民宿の15メートル下は礒である。船を着けることもできる。しかし、周りに杉の木がおおい、海さえも見えない。日の光りも遮られる。3棟ある家屋は蔦がからまり、掃除を考えただけでも、僕なら引いてしまう。ところがそんなところがよい、という人もいるのである。

  毎日小説を書いていたので、久し振りに、解決屋をやるか、と思い、承知と返事をした。解決まで、2、3日にかかり、売買契約ができるところまで整える。これもニッチな仕事だ。結構面白いのだ。