25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

ショック

2015年09月19日 | 日記

  娘家族がきて、夕方5時過ぎから、日本酒をのみ始めた。いつもののんびりとしたパターンが違ったのか、酒の肴をあまり食べなかったのか、それともあまりにも飲み過ぎたのか、不覚にも気持ち悪くなって、吐いてしまった。バツが悪いのと、ショックで、しばらく茫然自失としていた。気をとりなおすのに、ぼんやりとテレビをみていた。「民王」を見て、NHKにチャンネルを替えると、参議院の本会議の中継をやっていた。反対意見、賛成意見を聞いていたらもう2時半になっていた。続いて、首相へのインタビューやら各党の議員へのインタビューやらの感想を聞いていると、3時である。すると、NHKの解説員3人での「時論口論」があったの見ていたら、3時半になってしまった。ショックからまだ立ち直れず、眠気がやって来ないので、福岡伸一の「動的平衡2」を再読した。それでも眠れないので、「中上健次」の短編小説「荒くれ」を読んだ。まだ中上建次が20代の頃の作品で、たぶん「岬」を書く前々の作品だと思われる。確かめていないが、中上健次の文学たる芽生えはあるが、文が下手で、想像力ともいうべくものがない。ただ勢いで書いているだけだ。それでもすでに、中上のモチーフは提示されていた。「血脈」へのこだわりは彼の貧乏くさい、暴力的な作品をかろうじて作品としての力を支えている。それで、5時になってしまった。無理やり寝たら、起きたのは10時だった。不快な一日が始まった。やっぱり元気がない。